防犯のすゝめ

ネット中傷対策強化へ。総務省と警察庁が連携し被害者撲滅を図る動き

ネット上での誹謗中傷がかなり深刻化していることを受け、ついに政府が動き始めました。総務省を主導に警察や民間と相互に協力し合い、誹謗中傷による被害者を撲滅するような対策を講じます。誰もが被害者・加害者になりうる可能性があるため、他人事だと安易に考えず、普段から意識してネットを利用しなければなりません。
今回は誹謗中傷で傷つきやすい人の特徴や対処法について解説していきます。

深刻な被害を未然に防ぐため総務省が誹謗中傷対策を強化

誰もが自由に書き込みや発言を行えるようになった今、ネット上では誹謗中傷に関する事件が後を絶ちません。2010年には1000件程度であった相談窓口の問い合わせが、2021年には5000件以上にも増加しており、被害の深刻さを物語っています。さらに、テレビ番組の出演によって何万件もの誹謗中傷をあびせられ、自ら命を絶ってしまったプロレスラー木村花さんの事件をきっかけに、SNSでの発信がどれほどの脅威を持っているのか世間に知らしめました。
そのような状況を受け、政府は「第4次犯罪被害者等基本計画」において、SNS上での誹謗中傷に関する相談体制の充実を閣議決定しました。総務省と警察が協力し合い、相談窓口と捜査本部をつなげる方針。また総務省と民間が密に連携を取り合うことで、被害者の心のケアやリテラシーへの教育を強化していきます。4月からは相談窓口の人員を増やし、より強力な連絡体制で被害の拡大を最小限に抑えるとともに、被害者に寄り添ったケアしっかりと行うことも発表しました。
総務関係者は「緊迫性が高いケースにおいては、相談者の意向を踏まえ、迅速かつ適切な対処で問題解決につなげていく」と話しています。

誹謗中傷に傷つきやすい人の特徴

同じ言葉を受けても傷つきやすい人とそれほど気にしない人の2パターンがいます。傷つきやすい人はHSPと呼ばれ、直訳すると「とても繊細な人」という意味。5人に1人はHSPであるという調査結果が出ており、近代社会では心に傷を負いやすい人が非常に多いことが分かっています。HSPの人は他人の言葉に対して敏感であるため誹謗中傷でも傷つきやすく、被害者となってしまう可能性大です。また10代~20代の若い世代は特に傷つきやすく、取り返しのつかない事態へ発展してしまうことが多い傾向にあります。自分がHSPなのかをあらかじめ理解しておき、ネットの使い方に注意しておかなければなりません。
HSPの具体的な特徴としては「丁寧で深い情報処理を行う」「過剰に刺激を受けやすい」「感情の反応が強く共感力が高い」「些細な刺激にも反応する」という4点が挙げられます。少しでも当てはまる項目があれば、あなたはHSPかもしれません。ネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、HSPの人は人の気持ちがよく理解できる優しい性格です。HSPであることを恥ずかしいと思ったり、無理に自分の性格を変えようとせず、ありのままに受け入れるようにしましょう。

誹謗中傷された時にすべき対処法

もしも自分が誹謗中傷されてしまった時には、まず書き込まれた内容を冷静に判断することが大切です。混乱したり落ち込んだりしがちですが、その内容がどの程度の影響を及ぼすのか、どんな内容なのかを区別して対応しなければなりません。
書き込みに具体性がなく単なる愚痴のような場合は「無視する」ことが1番です。深入りせずサラッと流す、くらいの気持ちを持つようにしましょう。
また内容に嘘偽りがある場合やあまりにもひどい言い方である場合には「書き込みの削除請求」をすることも効果的です。基本的には書き込んだ本人に依頼することになりますが、それが難しいようであればプロバイダーに直接削除請求します。書き込みを削除することは最も手っ取り早い方法なのでまずは対処法を試してみましょう。
また一人で抱え込まず総務省が設置する相談窓口に頼ってみることも大切。損害賠償請求や刑事告訴など国の規律に従った対応を取ってくれる他、精神的なケアのあっせんも行ってくれます。被害拡大を防ぐためにも必ず相談窓口へ連絡するようにしましょう。

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