防犯のすゝめ

増えるサポート詐欺被害!尾木ママも騙されていた手口とは

近年、どんどん手口が巧妙になっているインターネット上の詐欺行為。中でも2015年頃から急増しているのが「サポート詐欺」と呼ばれる形態です。その手口の狡猾さは、博識として有名な芸能人でも騙されてしまうほど。ではどうすれば防ぐことができるのか、実例と対策をご紹介していきます。

尾木ママが2万8千円を騙し取られた手口とは?

「サポート詐欺」とは、偽物のサポートセンターを名乗った詐欺行為のこと。パソコン上に偽のセキュリティ警告文を表示し、そのページに記載されている番号に電話するようにしむけて金銭を騙し取ります。

その手口は巧妙で、教育評論家として活動しているあの尾木直樹(尾木ママ)さんも引っかかってしまったそうです。

尾木さんはサッカーワールドカップの決勝戦をパソコンで見ようと、海外のサイトを検索していました。しかし突然、画面に「このパソコンはハッキングされました」というメッセージが表れ大きな警告音が鳴り響きます。

驚いた尾木さんが画面を見ると、「このままではウイルスが拡散する」という警告文と共に海外大手企業の社名とフリーダイヤルが。焦った尾木さんはその番号に電話をかけます。すると電話口の女性は、事態を収めるためにセキュリティソフトの購入を勧めてきました。クレジットカードかプリペイドカードで2万8千円を支払うように伝えられたそうです。

しかも「15分以内で!」という時間制限つき。急かされた尾木さんは大急ぎでコンビニでプリペイドカードを購入し、その番号を女性に伝えます。すると数分後、警告音も画面も元に戻りました。しかしその後、その一連の流れが詐欺であったことが発覚します。

そう、尾木さんはまんまと2万8千円を騙し取られてしまったのです。

詐欺対策ソフトでしっかり対策を

こうしたサポート詐欺を防ぐために、インターネット関連各社はセキュリティソフトの開発・販売など様々な対策を行っています。

たとえば「ネット詐欺おまもり」もそのひとつ。「ネット詐欺おまもり」とは、九州電力グループのプロバイダーサービス「BBIQ」が提供するインターネット詐欺対策のソフトです。

ワンクリック詐欺やフィッシング詐欺といったインターネット上の詐欺サイトを自動で検知し、警告を表示してくれます。また危険性の高いサイトは事前に警告したりブロックしたりして、ユーザーを詐欺被害から守ってくれます。

こうしたセキュリティソフトを導入してみるのも、インターネット詐欺から身を守るひとつの手段です。

冷静な対処と第三者への相談がポイントに

詐欺対策には、対応する機器を備えることも大切ですが、焦らず冷静に対処する心構えも重要です。急に画面に警告文が出たり大きな音で警告音が鳴ったりすると誰でも驚くものですが、まずは落ち着くことを心がけましょう。

サポート詐欺をはじめとするインターネット詐欺には、冷静に見てみると、「あれ?」と思うことが色々あります。たとえば「やたらと急かしてくる」「電話口の日本語がたどたどしい」「クレジットカードの番号を聞いてくる」など。そもそも警察や公的機関は、電話で金銭の話は基本的に行いません。

上記の尾木さんの件でも、該当する点がいくつもありました。また尾木さんのご家族はサポート詐欺について知っていましたので、焦らずにまず家族に相談していれば被害に遭わなかったことでしょう。たとえ「本当のことだろう」と思ったとしても、電話は一旦切って家族や友人に相談することがポイントです。相談できる人がいない場合は、警察や消費者センターに話してみましょう。

サポート詐欺は、金銭を騙し取られるケースばかりではありません。悪意のあるウイルスソフトをインストールさせられたり、個人情報を抜かれたりする場合もあります。セキュリティソフトやインターネットを使う時の心構えを徹底し、万全の対策を取りましょう。

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