防犯のすゝめ

女性に睡眠薬を飲ませ強盗。被害を防ぐにはどうすればいい?

飲み物に睡眠薬を混ぜられ、眠っている間に犯行の被害に遭ってしまった……。まるで探偵小説にでも出てくるようなシチュエーションと思うかもしれませんが、こうした薬物が簡単に手に入る今、自分が被害に遭ってしまう可能性だって無視することはできません。今回は具体的にどのような事件があったのか、いくつかの事例をご紹介します。

睡眠薬を飲ませ強盗に及んだ事件

9月3日、スマートフォンのアプリで知り合った女性に睡眠薬を飲ませ現金を盗んだとして20代の大学生が逮捕されました。犯行を行ったのは2018年の11月。この大学生は清涼飲料水に睡眠剤を混ぜて女性に飲ませた上、コンビニのATMから現金を引き出させて盗んだとのこと。犯行の動機は自身の抱える約30万円の借金だったといいます。これだけでも卑劣な犯罪には違いありません。しかし、睡眠薬を悪用した犯罪にはさらに恐ろしいものがあるのです。

強姦被害に遭う女性も

あなたはレイプドラッグと呼ばれる薬についてご存知でしょうか。この薬は市販の睡眠導入剤や病院で処方された睡眠薬を悪用したもの。飲み物に混ぜても無味無臭な上、体内にも薬の成分が残らないことから強姦目的で使われることが非常に多くなっています。レイプドラッグによる被害は増加傾向にあり、2015年、2016年には30件程度だったものが2017年には85件にまで急増しているのです。薬が体に回れば意識がなくなり、そもそも強姦された記憶すらなくなってしまうこともあるとのこと。そもそも自分が被害に遭ったと気付いてすらいない女性もいるかもしれません。魂の殺人とも言われる強姦は被害者の心に深い傷を残し、数年経っても立ち直れない人がたくさんいるのです。

睡眠薬を悪用した犯罪から身を守るには

最も注意しなければならないのは異性とお酒を飲む場合は細心の注意を払うこと。信頼関係が築けていない相手とはそもそも同席しないのが無難です。どうしても同席しなければいけない場合は自分のグラスから手を離してはいけません。また、トイレなどで目を離してしまった場合は残っている飲み物に手をつけないでください。男性から勧められたものでなければ安心と思うかもしれませんが、女性から勧められた飲食物に薬を混ぜられたというケースもあります。少しでも怪しいと感じた場合は口に入るものには一切手をつけず、できるだけ速やかにその場を去りましょう。自分の身を守れるのは自分だけです。女性の場合は特に、警戒しすぎてしすぎることはないと思うくらいでちょうどいいと考えてください。

この記事に関連する記事

防犯のすゝめ

障害者を狙う卑劣なわいせつ行為。当事者以外も知っておくべき現状について

あまり表立って報道されることは多くありませんが、性被害を受けている障害者の数は決して少なくありません。今回紹介するのは障害者を狙ったわいせつ行為事件について。先日発生した事件の概要について紹介するとと …