防犯のすゝめ

悪用されやすい電子マネー。事前の知識が被害を防ぐ

詐欺師は人を騙し金銭を奪うため、日々新しい手口を考えています。詐欺に騙されるなんて考えられないと感じる方も多いでしょうが、実際に騙された人も、被害に遭うまでは「まさか自分が騙されることはないだろう」と思っているものです。
今回はコンビニ店員が詐欺を未然に被害を防いだ事例を紹介するとともに、詐欺を防ぐ心構えについて解説します。

コンビニ店員が詐欺を未然に防ぐ

8月3日、神奈川県警はセブンイレブン二宮中央店に感謝状を贈りました。この感謝状は、コンビニの従業員が特殊詐欺の被害を未然に防いだことに対して贈られたものです。
事件が起きたのは7月24日。高齢の男性がコンビニを訪れ、電子マネーを購入しようとしました。しかし、この男性は電子マネーの使い方が分からない様子だったとのこと。不審に思った従業員が購入の理由を尋ねたところ、どうやら詐欺のようだと判明し、警察へ通報しました。その後、警察の調べにより詐欺の被害に遭う一歩手前だったことが判明。今回の表彰につながりました。

電子マネー詐欺で数百万円騙し取られるケースも

詐欺を防ぐことができず、数百万円騙し取られてしまうケースも珍しくありません。8月19日には、岐阜県下呂市で約600万円もの電子マネーを騙し取られる事件があったと報道されました。警察の発表によると、電子マネーを騙し取られたのは60代の男性。被害者は3億円の支援金を受け取る権利に当選したといった内容のメッセージを受け取り、申請費用として電子マネーを購入するよう指示されました。男性は詐欺師に言われるがまま、コンビニで100回以上にわたって電子マネーを購入してしまったといいます。

詐欺を防ぐには詐欺を知ることが重要

コンビニの店員や銀行、郵便局の職員が詐欺を未然に防いだという話はよくニュースになります。しかし、これは奇跡的に詐欺を防げたケースが大きく取り上げられているだけで、その裏では多くの人がお金を騙し取られているのです。
「詐欺に引っかかるなんて馬鹿らしい」と感じる人も多いでしょう。しかし、被害に遭った人たちの話によると「実は薄々詐欺ではないかと思っていた」と証言する人も多いといいます。人生経験が豊富な人や頭が良い人であっても、人を騙すテクニックを身につけた詐欺師の手から逃れるのは相当難しいことなのです。
詐欺を防ぐには、日頃から詐欺の手口についての情報を集めておくことが重要です。具体的な事例が頭に入っていれば、自分が詐欺のターゲットとなったときに「これは詐欺に違いない」と判断できるようになります。

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