防犯のすゝめ

泥棒被害の3%は在宅中!?居空きの事例と対策って?

警視庁生活安全総務課の集計によると、東京都で平成28年に発生した5,230件の侵入窃盗事件のうち、約3%にあたる168件が居空きでした。
居空きとは住居内に人がいるときに行われる窃盗です。泥棒というと空き巣のイメージが強いと思いますが、なぜ居空き事件が起きてしまうのでしょうか。

居空きの犯行事例

居空きは大胆な手口の犯行も少なくありません。平成27年、福岡県久留米市で起きた連続居空き事件の事例を見てみましょう。

犯人は女性で、被害者宅には正面玄関から侵入。まずは「こんにちは」と声をかけて住人から返事がないことを確認したら、家の中へ入って現金や宝石を盗んでいたと言います。住人と鉢合わせした場合、「娘さんはいますか」など、家族の知人を装った会話でその場をやり過ごし、住人に不審に思われないような対応をしたうえで被害者宅を出ていくというやり方でした。

きちんとした身なりやコミュニケーション能力があった犯人は、どんな相手でも物おじしない態度をとっていたそうです。被害者側は気付かないうちに金品を盗まれているため、140件の犯行のうちわずか28件しか住人が犯行に気付かなかったのです。このように、居空きは大胆な手口であるため、被害者に気付かれないケースも少なくありません。

在宅中の侵入を防ぐ方法

居空きの多くは住人の心のスキから生まれます。では、在宅中の窃盗被害を防ぐにはどのような対策をすべきでしょうか。

泥棒が侵入する経路は戸締りしていない玄関や窓が中心。トイレやお風呂場のように小さな窓、2階以上の部屋の窓など、場所を問わず侵入される可能性があります。戸締りをしても自宅の外に鍵を隠している場合、泥棒から見破られてしまいターゲットになりやすいです。コンビニやゴミ出しなど、わずかな時間の外出でもすべての部屋の鍵を掛ける習慣を付けましょう。

女性の一人暮らしの場合は要注意です。居空きの犯人は住人と鉢合わせしたときのリスクを想定しているため、もし抵抗されても勝てる見込みが高い女性の住宅に侵入しようと考えます。かわいらしいカーテンや窓の周りのインテリア、女性ものの洗濯物を外に干してしまうなど、女性の一人暮らしであることが外からわからないようにしましょう。また、玄関から部屋の中を覗かれることも危険です。

長時間の外出時は施錠を意識すると思います。しかし、短時間の外出や在宅中は鍵を掛けない人も多いです。居空きによる窃盗は住人の心掛けひとつで防げるため、泥棒にわずかなスキを与えないようにしましょう。

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