防犯のすゝめ

詐欺師は被害者からも騙し取る!なぜ何度も被害に遭ってしまうのか?

詐欺被害なんてそうそう遭うものではないし、一度騙された人が二度や三度騙されることはないだろう……。もしそう考えているのであれば認識を改めなくてはいけません。なぜなら詐欺被害者はむしろ詐欺師にとって格好の獲物だからです。今回は詐欺師が詐欺被害者からだまし取ろうとした実際の事件を紹介するとともに、詐欺師がどのようにターゲットを見定めているのかについて解説します。

詐欺未遂で30代男性が逮捕

9月3日、埼玉県警は詐欺未遂の容疑で30代の男性を現行犯逮捕しました。男性は別の人物と共謀し、同じ埼玉県に住む60代の女性から現金をだまし取ろうとしたとのことです。詐欺の手口は典型的なオレオレ詐欺。男性は女性の長男を名乗り、会社に損失を出したなどと説明しました。なお男性はこの件について黙秘を貫いているようです。警察の発表によると、女性は以前も同様の手口で現金を騙し取られていたとのこと。警察が事情聴取をしていたところ、今回の事件のきっかけとなる電話がかかってきました。このことから警察は付近を警戒しており、これが逮捕につながりました。

特殊詐欺の犯人が利用する名簿の存在

普段私たちが目にすることはほとんどありませんが、世の中にはさまざまな名簿が出回っています。例えばあるサービスのユーザーをまとめた名簿、ある商品を購入した人の名簿など。これらの名簿は本来企業が外部に漏れないよう管理しているのですが、詐欺などを目的とし違法な手段で名簿を集めている人物も存在します。彼らが所有している名簿の中には資産家をまとめた名簿、高齢者をまとめた名簿だけでなく、詐欺被害者をまとめた名簿もあります。詐欺に使える複数の要素を持つ人物がまとめられた名簿は裏社会で何百万円という値段がつけられ、それを購入する詐欺師がいることから被害者は再び狙われやすくなってしまうのです。

詐欺師から狙われないために

何の商品も買わず、何のサービスも利用しないという生活が非現実的である以上、裏社会で流れる名簿に自分の名前が載ってしまうリスクは避けられません。となれば肝心なのは、いざ詐欺師が近づいてきた時に詐欺だと見抜く力を養うことです。架空請求や振り込め詐欺、オレオレ詐欺など基本的な詐欺の手口を学ぶとともに、日頃から詐欺関連のニュースに目を通して最新の詐欺手口を学ぶことも効果的といえるでしょう。もしかすると詐欺じゃないかもしれないと少しでも感じる場合は、警察や国民生活センターに相談するのも良い選択です。

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