防犯のすゝめ

郵便局員のお手柄!詐欺被害を未然に防ぐ親身な対応

街の人々の安全な暮らしを守っているのは、もはや警察だけではありません。詐欺被害者の多くは、騙されていることに気づかず、警察に届けを出すより先にお金を支払おうとするものです。そんな時に詐欺のリスクに気づくのが、住民に近いところにある「窓口スタッフ」の人たち。今回は郵便局員がお手柄です。

70代夫婦を襲った詐欺被害を防いだ郵便局員

10月1日、四国中央署が特殊詐欺被害を水際で防いだとして川之江郵便局員に感謝状を贈りました。四国中央警察署では、ホームページでの詐欺防止の呼びかけや詐欺発生のお知らせを行うとともに、講話や寸劇などを用いて、多くの人に分かりやすい詐欺への注意喚起を行っています。

若手警察官が集まって結成された「翠波友の会」では、特に高齢者に向けた分かりやすい寸劇を実施しています。それでも、自分の身には起こるはずがないという油断や言葉巧みな犯人グループの応対によって、高齢者を中心に詐欺被害は起こっていました。

今回もケースでも犯人のターゲットとなったのは、70代の夫婦でした。ところが、郵便局を訪れた夫婦の様子に詐欺のリスクを察知した郵便局員の機転によって、詐欺に遭う前に被害を防ぐことができたということです。

警察と郵便局の共同対策が増加

高齢者を中心として犯人グループから狙われ、徐々に複雑で分かりにくくなってきた詐欺の手口。こうした現状において、詐欺被害から住民を守るために警察と郵便局の協力による対策を進めています。

同じく四国の香川県観音寺署では、県警による「振り込め詐欺撃退装置」を貸し出す事業の広報チラシを郵便局に設置してもらい、事業の周知・普及を目指しています。警告メッセージを電話で流し、録音する装置は、電話による詐欺の抑制に役立つシステムです。

また、警視庁でも地元郵便局と協力して、「オレオレ詐欺撲滅パトロール中」ステッカーを貼った郵便車両を走らせるとともに、被害防止を呼び掛ける暑中見舞いのハガキを作成するなどの対策が数年前から講じられています。

高齢者にも訪れやすい郵便局

郵便局は、高齢者の方たちも多く訪れる施設であり、こうしたお年寄りが狙われやすい犯罪被害の予防キャンペーンを行うには適した場所です。インターネットでの情報収集が苦手な人も、郵便局ならば気軽に訪れることが多く、リスクに関する情報を手軽に得ることができるでしょう。また、窓口の郵便スタッフも訪れる人々の様子をキャッチして犯罪被害を防ぐという意識が高まっているようです。

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