防犯のすゝめ

防犯カメラがとらえていた高齢ドライバーによる暴走事故の瞬間

高齢社会が進み、高齢者による事件や事故が多発するようになりました。高齢ドライバーによる事故も頻発する中、群馬県前橋市ではいたましい事故が起こり、社会を騒がしています。暴走事故での防犯カメラの役割について、お話しましょう。

事故の決定的瞬間をとらえた防犯カメラ

群馬県前橋市で、高齢ドライバーの運転する車に女子高生2人がはねられ重体になるという事故が発生しました。自転車に乗っていた女子高生は暴走する車に次々とはねられ、事故現場に残された自転車がぐにゃりと形を変えていたほどの衝撃を受けたようです。こうした交通事故は目撃者が見つからずに解明が進まないケースも少なくありません。しかし、今回は周辺に設置されていた防犯カメラが事故の瞬間をとらえていたことが、事故の究明進展につながっているようです。

暴走運転をして過失運転傷害の罪で逮捕されたのは、85歳の男性です。家族が免許を返納するように説得していた最中の事故で、容疑者は地元の老人福祉センターに車で向かう途中だったといいます。家族の目を盗んで車を出した容疑者は、「気が付いたら事故を起こしていた」と供述しています。

現場付近の防犯カメラが映した映像は、テレビのニュース番組などでも流されました。事故状況の検証にも大いに役立っています。

防犯カメラがとらえた高齢ドライバーの逆走

有料道路では道を急ぐドライバーも多く事故のリスクは高まります。中でも問題視されているのが、高齢ドライバーによる逆走事故です。神奈川県の平塚市では、有料道路料金所の防犯カメラが高齢ドライバーの逆走をとらえたことで、職員がドライバーを保護して事故を未然に防ぐということがありました。

料金所を通過せずに逆走した車のドライバーは、70代の男性です。料金所のETCレーンでバーが閉じられているのを見て通過できないものと思い込み、手前でUターンして逆走したといいます。その距離は1.6キロにもおよび、その間に事故が起こらなかったのが奇跡です。

高齢者への交通安全対策で交通事故の減少

岐阜県では、高齢者に重点を置いた交通安全対策で交通事故の発生を減少させたといいます。おこなわれた対策は、ゼロのつく日を交通監視強化日と決めて事故抑止活動を実施するなど。シルバー・セーフティ・アドバイザーの導入など、警察職員以外の人員にも頼った活動を広げているそうです。

高齢者の交通事故死傷者数は、高齢ドライバーによるもの、歩行中のものなどが目立つといいます。関連機関はもちろんのこと、ボランティアなどが対策に取り組むことによって、さらなる高齢者の交通事故を減少させていけると見込んでいます。

高齢者に限らず、交通事故は誰もが加害者にも被害者にもなり得ることです。他人事と思わず、日々の生活できめ細かな防犯や事故を防ぐための注意を心がけることが役立ちます。

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