防犯のすゝめ

人気のオンラインサロンが新たな詐欺の手口に!入会する際は十分に気をつけて

有名人が運営するオンラインサロンというコミュニティが今人気急上昇中。しかしその話題性に乗っ取り、オンラインサロン詐欺という新しい詐欺もいくつか確認されています。出所が分からないような怪しいオンラインサロンには誤って入会しないよう注意しなければなりません。
今回は実際にあったオンラインサロン詐欺の事例を紹介し、詐欺の手口や対策方法について詳しく解説していきます。

ある有名人が運営するオンラインサロンでトラブルが発生

2021年3月、有名人が主体となって運営するオンラインサロン内で、ある騒動が発生したことが話題になりました。オンラインサロンのオーナーが製作した映画のチケットをグッズと一緒に転売するよう促されたという。しかし大量に購入したチケットはほとんど売れず、結局本人がすべて買い取ることとなり大損してしまったのです。ネット上では「メンバーを増やすために悪質なやり方でがっかりした」「オーナーだけが得するネズミ講のような方法」といった批判の声が相次ぎ、オンラインサロンの信頼性が危ぶまれています。
今回の事例だけでなく、実はオンラインサロンを利用した詐欺は数多く発生していたことが判明。コロナ禍や有名人が参入してきたことによりオンラインサロンの人気は、ここ1年で急激に上昇しています。しかしそれを逆手に取り、詐欺グループによる悪質なオンラインサロンも多く登場しているのが現状です。「サロンに出資すれば配当がもらえる」「将来3000倍になる外貨だから購入した方がいい」などオンラインサロンを通じた詐欺は後を絶ちません。さらにこの手の詐欺は解決するのに時間も費用もかかるため、警察でも被害を食い止めることは厳しいと話します。
甘い言葉に気を許してしまわないよう、オンラインサロンには詐欺も潜んでいるのだと注意を払っておくことがまずは大切です。

オンラインサロンで詐欺被害に遭うケース

代表的な詐欺被害の例は3つあります。
まず1つ目は募集している内容と実際の活動が違うというケース。自分が求めていた知識やスキルを得られなかっただけでなく、強制的に違った活動をさせられる場合もあります。高い入会金や会費を払ったにもかかわらず、結局何もできずお金の無駄だったという被害者はかなり多くいるようです。また、サロンに人を集めるためのPR活動を強要させられることも。ツイッターやインスタグラムなどのSNSを使い、大げさなアピールや広告をしなければなりません。いつの間にかPR活動ばかりになり、サロンに入会した目的をいつしか見失ってしまうことにもなります。
2つ目は高額商品を無理やり買わされるケース。物だけでなく知識やノウハウなどのサービスが対象となる場合も多いです。初めは会費だけと聞いていたのに実際入会したら購入するよう脅された、といった被害事例が報告されています。1度支払ってしまうと返金請求することが難しく、泣き寝入りしなければならない場合が大半です。さらに繰り返し購入させられるのも恐ろしい点。初めは少額だったけれど少しずつ積み重なり、知らない間にものすごい額を支払っていたということにもなりかねません。
3つ目は投資・儲け関連の話に持ち込まれるという詐欺。楽に稼げる、自由な時間が手に入るなど、うまい言葉を使って洗脳させ、多額を投資させたり高額商品を買わせたりします。周りのみんなもやっているのだという雰囲気に流されて、仕方なく買わざるを得ない状況になってしまうようです。サロン内で投資や高額商品の話になった時には気を付けておきましょう。

悪質なオンラインサロンを見分ける方法

オンライン詐欺に引っかからないためには、サロンの良し悪しを見分ける力を養わなければなりません。
良いオンラインサロンは「長期継続」を基本としてるのが特徴。努力なしで楽して稼げるという虫のいい話はほぼ無いと思っておきましょう。
一方、悪質なオンラインサロンは現実味がない怪しいうたい文句で誘ってきます。具体的には「3ヶ月で100万稼げます!」や「ツールを使えば自動的にお金が増えます」「未経験者でもすぐに稼げるコツ教えます」といったキャッチコピーで入会を促します。しかし実際は楽して稼げるほど容易なものではなく、オンラインサロンに入会したからといって全てがうまくいくとは限りません。また、詐欺グループによるオンラインサロンは、短期間で大量募集をしている傾向にあります。オンラインサロンには無期限タイプと短期集中タイプの2種類があり、オンライン詐欺は圧倒的に短期型に多く集まっています。短期は買い切り型であるため、高額商品を売りつけた後すぐに逃げられるから。実施期間が3~6ヵ月で100人以上を募集しているオンラインサロンは確実に怪しいと思っておきましょう。さらに、募集ページに金額のことばかり記載されているサロンも要注意です。「このサロンのおかげで○○万円稼げました」といったアピールポイントしか載っていないようであれば入会することは控えておきましょう。

人気の防犯グッズ











この記事に関連する記事

防犯のすゝめ

護身用の催涙スプレーを持ち歩くのは違法って本当?検挙される可能性は?

いつどこで犯罪に巻き込まれるかわからないので、護身用の催涙スプレーを所持している方もいます。万が一に備えた対策として効果的な催涙スプレーですが、持ち歩くのは違法だという声も聞かれます。 今回は、催涙ス …

防犯のすゝめ

初めて一人暮らしする方必見!賃貸物件の効果的な防犯対策とは?

進学や就職、異動などで一人暮らしをスタートする方もいるでしょう。初めての一人暮らしだと、様々な不安が付きまとうものです。防犯面に関する不安が大きい方もいるのではないかと考えられます。 今回は、そのよう …