防犯のすゝめ

再び増加中のサポート詐欺被害!未然に被害を防ぐには?

「あなたのパソコンがウイルスに感染している」などとウソの警告を示し、ユーザーを騙そうとする詐欺が増加しています。
今回はサポート詐欺の概要を紹介するとともに、サポート詐欺の被害を防ぐポイントについて解説します。

サポート詐欺とは?

サポート詐欺とは、Webサイトを見ているときなどに「あなたのパソコンはウイルスに感染しています!」「あなたの個人情報が漏洩しています!」といった警告文を表示し、不正なソフトをダウンロードさせたりサポート費用と称してお金をだまし取ったりする詐欺です。もちろん実際にはウイルスに感染しているわけではありませんし、個人情報が漏洩しているわけでもありません。
サポート詐欺は2012年頃からアメリカで確認されており、日本には2015年頃から登場し始めました。古くからある手口とはいえ、未だに被害がなくなることはありません。2019年にも、情報処理推進機構は1月から3月の3ヶ月間で500件以上の相談があったことを公表しています。

山形県内でサポート詐欺被害が続出

2020年9月、山形新聞は山形県内で多数のサポート被害が確認されていることを報道しました。今年の1月〜5月にはほとんどサポート詐欺が確認されていなかったものの、6月に入ってからは増加傾向にあるといいます。山形県警によると、被害が増えている原因の一つは新型コロナウイルス流行による外出自粛ではないかとのこと。自宅にこもりがちになり、インターネットに触れる時間が長くなることで被害に遭いやすくなっているのではないかと推測しています。

サポート詐欺を防ぐには

サポート詐欺の被害を防ぐには、なにより冷静に対応することが重要です。「あなたのパソコンがウイルスに感染している」などといった警告文は、すべてウソであると考えて問題ありません。なぜなら、ブラウザ(インターネットを閲覧するソフト)上でパソコンがウイルスに感染しているかを感知することはできないからです。これは個人情報が漏洩しているといった警告についても同じことがいえます。警告を受けることで気が動転してしまうこともあるでしょうが、警告画面を閉じてしまえば何も問題はありません。
中には警告画面を消しても繰り返し同じ画面が表示されたり、そもそも警告画面を消すことができなかったりする場合もあるでしょう。こうした場合はパソコンの電源を落とし、再度起動することで解決できます。
万が一警告文の指示に従って電話をかけたり、ソフトをダウンロードしたりしてしまった場合は、情報処理推進機構の情報セキュリティ安心相談窓口に相談しましょう。あなたの状況を踏まえ、具体的なアドバイスをしてくれるはずです。

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