防犯のすゝめ

園児への暴行被害。親が子どもを守るにはどうすれば?

いつの時代も抵抗する力のない子どもは犯罪のターゲットに選ばれやすいもの。十分成長するまでは親が守ってあげなくてはいけないわけですが、常に見張っておくことはできませんよね。そこで今回は実際に起きた子どもを狙った暴行事件を紹介するとともに、子どもを犯罪から守るポイントについても解説します。

占い師の女が園児へ暴行

11月28日、広島県広島市のある商業施設内において、占い師をしていた60代の女性が5歳の男の子へ暴行し逮捕されました。事件が発生する前、被害園児の母親は容疑者である女性に占ってもらっていたとのこと。この間にトラブルはなく、その後買い物をしていたところを狙って犯行が行われたといいます。容疑者は園児の上に馬乗りになり、顔を叩くなどして怪我を負わせました。警察は、犯行の動機は母親に駄々をこねる園児を見て腹を立てたことではないかとみて捜査を進めています。

保育園の副園長が園児に虐待

11月9日の報道によると、福岡県宗像市にある保育園の副園長が複数の園児に虐待を行っていたとして、警察が再逮捕を検討しているとのこと。容疑者である40代女性の副園長は以前も指導中の園児を殴ったとして逮捕されていますが、今回の再逮捕により別の虐待についても明らかになることでしょう。捜査関係者の話によると、容疑者は園児を長時間立たせたりトイレの近くで食事をとらせたこともあったのだそう。容疑者は園児だけでなく同保育園に勤務する保育士に対してもパワハラを行っていたのではないかとされています。そのためか容疑者が副園長となってからは保育士が60名以上退職。辞めた保育士の穴を埋めるため、この副園長がクラスの担任を実質的に勤めていました。

子どもを犯罪から守るポイント

もちろん普段から子どもたちに対して「気をつけて」といった注意をかけている方がほとんどかと思いますが、実はそれだけでは不十分。なぜなら子どもたちからすれば、具体的に何に気をつけるべきなのかうまく理解できていないことが多いからです。そもそも子どもを狙った犯罪は今回紹介した暴行事件に限らず、誘拐や性被害などさまざまなものがあります。子どもたちが想像しやすいように、どういった状況でどんなことが起きると危険なのか、頭の中で想像できるように説明することが重要です。また性被害などは子ども自身が被害に遭っていると気付かないこともあるため、何か遭った時すぐに異変に気づけるよう日頃から子どもたちとコミュニケーションを取ることも重要といえるでしょう。

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