防犯のすゝめ

特殊詐欺の被害総額は減少!ただし件数は増加傾向

還付金詐欺や振り込め詐欺といった特殊詐欺は未だにたびたびニュースで取り上げられますよね。とはいえ、身近に被害者がいないことから他人事と思っている方も多いのではないでしょうか。人は都合の悪い情報をついつい過小評価してしまう心理的な特性があります。まさか自分が被害に遭うことはないだろうと考えた結果、詐欺師にお金を騙し取られてしまう人が後を絶ちません。自分は大丈夫と思わず、具体的な対策を考えておくことが重要です。

特殊詐欺の現況

まずは特殊詐欺の現況を見てみましょう。特殊詐欺の被害総額は2014年がピーク。それからここ数年は減少傾向にあります。2017年にはピーク時の3分の2ほどまでに落ちていることから、特殊詐欺の件数自体も少なくなっているのではないかと思ってしまいますよね。ですが、実際のところ被害件数は減るどころか増加傾向。一件あたりの被害額は減っていることから、詐欺師たちはお金を持っている人だけでなく、中流層にまで狙いを広げていることが伺えます。
自分を騙しても大した得にならないだろうと思っているような人のもとにも、もしかすると今詐欺師から電話がかかってくるかもしれないのです。

特殊詐欺の多くはオレオレ詐欺

以前は何かと話題に取り上げられることの多かったオレオレ詐欺ですが、最近はあまりテレビで見かけることもなくなりました。そのためオレオレ詐欺はもう廃れた手口だと思っている方がいるかもしれませんが、それは大きな間違い。特殊詐欺の中でもオレオレ詐欺は特に多く、被害のうちおよそ半数がオレオレ詐欺となっています。
2019年にもさっそく被害があり、1月28日には東京都で4,000万円ものお金をオレオレ詐欺で騙し取られたというニュースが報道されました。手口も昔からある典型的なもので、詐欺師は株で失敗しお金が足りなくなった息子を装うというもの。単純な手口ではありましたが、騙されてしまう人は決して少なくないのです。被害を未然に防ぐには日頃から対策を考えておくこと必要があります。

オレオレ詐欺の対策方法

オレオレ詐欺の対策方法についてもすでに有名になっていますが、やはり効果的なのは家族の間で合言葉を決めておくこと。身内でしか分からないユニークな合言葉を用意しましょう。とはいえ詐欺師も適当に予想して合言葉を当てる可能性があります。できることなら合言葉は1つではなく、複数用意しておくとさらに安心。
また、たまにはニュースに目を通し、自分が詐欺師のターゲットになったらどうするかをシミュレーションするのも良いでしょう。

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