防犯のすゝめ

玄関マーキングに注意!犯罪集団による目印の可能性

時々、表札やガスメーターなどに不自然なマーキングが見受けられます。かつては訪問販売担当が自分にわかるように印をつけていたそうですが、最近では少しその事情にも変化があるようです。今回は不自然なマーキングと防犯対策についてご紹介します。

不自然なマーキングは犯罪の予兆

表札やガスメーターなど家の外にあるマーキングは、誰が付けたのかわからないことが少なくありません。居住者の誰もいつ付けられたかわからず、ふとしたときに発見するケースもあります。

これらのマーキングは、空き巣同士で情報共有する目的と言われています。たとえば、自宅を留守にしている時間が多かったり女性の一人暮らしだったりと、マーキングによって情報を共有しているのです。

賃貸の場合、前の入居者に対するマーキングをされている可能性もあります。入居時に怪しいマーキングがないかを確認しておきましょう。もし、不審に思われるものを発見したら速やかに削除し、今後も同様のマーキングをされていないかチェックするようにしてください。

IT化する最新空き巣事情

近年の空き巣は住居ヘの侵入しやすさを考えるとき、マーキングを使わずに下見するケースも増えていると言います。その手法がGoogle Mapのストリートビューによる下見です。ストリートビューとは、Google Mapで表示される現地の写真を指します。

ストリートビューを使って下見を行い、関西圏を中心に総額2,000万円におよぶ空き巣が行われた事件もありました。周辺住民から不審に思われるリスクもなく、現場に行かずに下見ができます。自宅の門の大きさや手入れの状況を確認し、侵入しやすい住居を発見できるのです。また、交番の有無も簡単に確認できるため、空き巣グループにとってもやりやすい時代になってしまいました。

Google Mapによる空き巣被害を防ぐ方法は、Googleへの申告です。ストリートビューに自宅が表示されている場合、所定のフォームから申告するだけで地図上から自宅のぼかし処理を入れることができます。便利なGoogle Mapですが防犯上のリスクもあるため、Google側でもこのような措置を取っているわけです。

空き巣による情報共有の形は日々変化を続けています。被害者になってしまうご家庭は、自分では気が付かないケースも少なくありません。防犯のためには自宅のマーキングの確認とストリートビューの申告を行いましょう。空き巣に対して侵入しやすさのめどを検討させないことが、防犯において何よりも大切です。

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