防犯のすゝめ

神戸でランニングしながらの防犯パトロールチーム結成

世界的にも治安がよいといわれてきた日本ですが、近年は想像を絶する凶悪事件が目立ってきています。犯罪者が嫌う三大要素は人・音・光だといいますから、外出するときは人けのない道を避けることが大切です。そんななか最近では、ランニングしながらの防犯パトロールも治安の向上に一役買っています。

ボランティアによるパトロールチームがランニング中に防犯対策

神戸では、ランニングしながら地域の安全を見守る防犯ボランティア活動が始まりました。市民ランナー数百名が参加し、パトロールの方法を教わる結成式もおこなわれたほど意欲的です。こうしたランニングパトロールは、全国的に広がり始めています。神戸では、スポーツ用品の大手企業がメンバーを募集したことも話題になりました。

夜間でも目立つ色のTシャツを着用したランナー達は、走りながらすれ違う人にあいさつをし、万一のときにはスマホで通報する準備もしています。地域の防犯パトロールは従来よりおこなわれてきましたが、ボランティアが高齢化かつ固定化してきたため、県警が市民ランナーに見守り役をしてもらうことを提案。走り方をスポーツ用品メーカーが講習していることなども、人気のポイントとなりました。あいさつをしながらゆっくり走ることから、初心者ランナーでもパトロールに参加しやすく、敷居が低い防犯対策になっています。

声をかけながら走るだけで、まちの防犯につながる

趣味でランニングをする人を通行の妨げとなると感じる人もいるようですが、地域の防犯パトロール役を担ってくれるのであれば多くの人は歓迎するでしょう。

ランニングパトロールの目的は、子供や女性・お年寄りを狙った犯罪を防ぐことです。犯罪に対する不安を軽減すると同時に、防犯への意識を高めることも目的の一つ。自分達で防犯をするのだという意識や地域コミュニティの活性化に寄与することも大事な要素です。防犯パトロールに参加しながら、健康増進や社会福祉に貢献できるのもメリットといえるでしょう。

ランニングパトロールは、夜間の他、下校時間にもおこなわれています。活動時間は30分程度ですから、時間帯さえ合えば無理のないランニング時間です。いつも見かけるランナーが走っている姿を見るだけでも、安心感を得て防犯の意識を高める役に立ちます。

ゴミ拾いなども行いまちの活性化に

ランニングパトロールは、まちを走りながら見守りをするだけでなく、まちの活性化にも一役買っています。すれ違う人には積極的に声をかけ、ゴミ拾いなどの美化活動もおこなっているのです。また、街灯が切れかけている場所を役所に連絡したりするのも、防犯活動の一環。

不審者は顔を見られるのを嫌がるという犯罪心理があることから、ランニングパトロールでランナーがすれ違う人にあいさつをするのは大いなる効果をもたらしそうです。街頭でのひったくりや自転車盗難などにも、効果が発揮されることが期待されています。

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