防犯のすゝめ

話題のスミッシング詐欺とは?ネットショッピングの際にはご用心!

女優の生駒里奈さんがスミッシング詐欺にあったことが報告され、その恐ろしさや危険性が懸念されています。コロナの影響でネットショッピングの利用は大幅に増加しており、被害を受けないためには各個人で意識しておかなければなりません。
今回はスミッシング詐欺の概要について詳しく解説し、詐欺防止のための安全対策もご紹介していきます。

有名人もスミッシング詐欺の被害者に。不正利用の被害が増加中。

女優として活躍中の生駒里奈さんが2021年1月上旬ごろスミッシング詐欺の被害にあっていたことをYouTubeチャンネルやテレビ番組で明かしました。ネットショッピングサイトから「カード番号を再登録して更新しないと使えません」というSMSが届いたため、記載されていたURLから再登録を試みましたが、何度クレジットカード番号を入力してもエラー画面が表示されたとのこと。不審に思いカード会社のホームページへ直接リンクして入力したところ、問題なくログインできました。結局、SMSに記載されていたURLは詐欺グループによる偽サイトであり、入力した情報が盗み取られ15万円ほどの不正利用被害にあっていました。よく利用するネットショップからのSMSだったため、詐欺を疑うことなくURLをクリックしてしまったと生駒さんは話します。
芸能人以外でもこのような事件に巻き込まれる可能性は高いため、日常的にネットショッピングをする方はスミッシング詐欺の被害にあわないよう注意しておかなければなりません。

スミッシング詐欺とは?

近年被害ケースが増加しているスミッシング詐欺とは、スマートフォンのSMSを利用して個人情報やクレジットカード番号を盗み取る詐欺のことです。実在する金融機関やECサイトになりすまし、詐欺サイトのURLを添付したショートメッセージを送りつけます。そのURLをクリックすると個人情報やクレジットカード番号を入力する画面が表示され、指示通りに入力してしまうことで詐欺グループへ全ての情報が流出してしまう、という流れです。時にはスマホアプリをダウンロードさせる詐欺もあり、その手口は多様化してきています。
被害者の多くは「いつも利用している馴染みのある企業名だったから思わずクリックしてしまった」「サイトの見た目が本物そっくりだったから特に疑うことなく入力してしまった」と話しています。代表的な企業としては、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などの大手金融機関、佐川急便・クロネコヤマトなどの身近な宅配業者、いつも利用している携帯会社や通信会社が挙げられます。対象者に不審感を抱かせないために有名企業ばかりを名乗っているのでしょう。知っている会社だからといって受信したメッセージに飛びつかないことが大切です。

スミッシングを防ぐための安全対策3選

巧妙な手口を使ってくるスミッシング詐欺ですが、きちん対策をすれば被害を防ぐことは可能です。
1つ目の対策方法は「メッセージ内のURLはクリックしないこと」。基本的にSMSに記載されているURLはクリックしないようにし、公式サイトへ直接アクセスするようにしてください。身に覚えがない内容であれば無視しても問題ありません。クリックを促すような文面で書かれていますが、冷静になって判断しましょう。
2つ目は「セキュリティアプリをダウンロードしておくこと」です。アプリストアで検索すればスマートフォン用のセキュリティ対策アプリがたくさん出てきます。発行元がよく分からないものは避け、口コミ評価の高く信頼性のあるアプリを選んでください。無料版よりも有料のアプリの方が安心です。
3つ目は「スマートフォンのOSやバージョンを常に最新状態にしておくこと」。スマートフォンは定期的にアップデートが行われ、セキュリティ面も強化されていきます。アップデートの通知に気が付かず、古いままの状態になっている人も多いため、一度自分のスマートフォンが最新版なのかを確認しておきましょう。最新のOSにしておくことで、フィッシング詐欺のリスクを大きく軽減することができます。

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