防犯のすゝめ

麻薬の所持で逮捕!実は他人事では済まされない?

たびたび報道される薬物事件。いつもテレビ等で目にしている芸能人が逮捕されて「まさかあの人が」と驚いた経験がある方も多いでしょう。
今回は麻薬などの薬物所持で逮捕された事件を紹介するとともに、薬物事件を他人事と考えてはいけない理由について解説します。

麻薬の密輸入で20代男性が逮捕

6月2日、静岡県静岡市にて、女子高校の非常勤講師を勤めていた20代の男性が、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。捜査関係者の話によると、容疑者は2020年の3月、オランダから麻薬の一種であるLSD1.8グラムを密輸入したとのこと。これは使用回数に換算すると約110回であり、末端価格は45万円程度になるとされています。
事件発覚のきっかけとなったのは税関で見つかった小包でした。送り先の住所が容疑者の住所になっていたことから警察が捜査を行い、犯人逮捕につながりました。なお、警察は容疑者が容疑を認めているかについては明らかにしていません。

女子大生が逮捕された事件も

5月15日、警視庁は20代の女子大生を麻薬特例法違反の疑いで現行犯逮捕していたことを明らかにしました。容疑者は警察の調べに対し、容疑を否認しているといいます。こちらの事件も発覚のきっかけとなったのは税関で見つかった容疑者宛の荷物です。小包の中に入っていた薬物を入れ替えて発送し、容疑者が荷物を受け取ったタイミングを狙って現行犯逮捕しました。
容疑者の証言によると、荷物の中に何が入っているかは知らなかったとのこと。自宅から注射器などが見つかっていることから、容疑者が薬物を使用していた可能性は高いと考えられています。

薬物の密輸入は他人事ではない

「自分は薬物に手を出すつもりなんてないし、こんなニュースとは縁がないだろう」と思う方も多いでしょう。しかし、自分から薬物に手を出さなくとも、第三者にいつの間にか持たされていたとなればどうなるでしょうか。
実際に、いつの間にか薬物の運び手にさせられていた事件はこれまでも多数確認されています。もちろん身に覚えなんてないわけですから無実を主張するでしょう。しかし、見つかった時に無実を主張するのは悪意がある人も同じです。警察は薬物を所持していたという事実をもって判断するしかないため、無罪を勝ち取るのは非常に難しいと考えられています。信頼できる相手以外からは荷物を預からない、中身の分からないものを預からないなど、荷物の管理には十分に気をつけましょう。

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