防犯のすゝめ

12月は特殊詐欺が多くなる傾向。手口を知り、被害を未然に防ごう

オレオレ詐欺や振り込め詐欺などの特殊詐欺が一年の中で最も多いのは12月。今回はなぜ12月が最も詐欺が多く注意するべき時期だと言えるのか、また最近登場している特殊詐欺の手口について紹介します。
最近の詐欺手口は非常に巧妙になっています。これまでの詐欺のようにただ無視すればいいともいかない場合もあるので、詐欺手口の知識を身につけておくことは誰にとっても重要です。

12月は特殊詐欺が増える時期

記事冒頭でも述べた通り、1年の中でも特に詐欺が増えるのは12月。2018年のデータでは1ヶ月あたりの被害総額が30億円を超えたのはこの月だけとなっており、詐欺師が集中的に12月を狙っていることが伺えます。この要因としては医療費や税金などの還付金詐欺を行いやすいことにあるといえるでしょう。また、今年中に手続きしないといけないなどと焦らせやすいため、詐欺が成功しやすいという理由もあります。
特殊詐欺の認知件数は年々上昇傾向にあり、2009年には7,000件程度だったものが2018年には1万7,844件にもなっています。詐欺師は資産家のようにたくさんの財産を持っている人だけでなく、ターゲットを徐々に広げつつあるため、もはや誰が狙われてもおかしくない状況なのです。年末年始は特に騙す口実を作りやすい時期なので、いつも以上に気を引き締めることが大事だといえます。

巧妙な「だまされたふり作戦」偽装

警察が詐欺師を捕まえるため編み出されたものに、だまされたふり作戦と呼ばれるものがあります。これはその名の通り詐欺のターゲットとなった人が騙されたふりをし、警察が決定的な瞬間を押さえるものですが、2019年の9月にこの作戦を逆手に取った詐欺が行われました。
犯行の手口は、まず警察を名乗る人物が「詐欺に注意してほしい」といった内容をターゲットに電話で連絡。そこで相談窓口の電話番号を伝えるものの、この電話番号が詐欺師の電話番号となっています。翌日あからさまな詐欺電話をかけ、先ほどの相談窓口に電話してきたターゲットからの信用を勝ち取り、ニセのだまされたふり作戦に協力させるというもの。被害にあった女性は現金およそ3,000万円を騙し取られてしまいました。

最近登場している無視できないタイプの詐欺

最近は裁判所から少額訴訟の封筒を送るタイプの詐欺が登場しています。裁判所に確認し、偽物であると確認できれば無視して構わないのですが、問題は本物だった場合。訴訟したことが本当であれば、無視をすることで相手の主張が認められる可能性があります。
もしこういった封筒が届いた時は、封筒に記載された裁判所が本当にあるのかを必ず自分自身で確認し、その後どう対応すればいいかを裁判所に相談してください。

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