防犯のすゝめ

SMSの詐欺は騙されやすい!被害防止のために覚えておきたいこと

ショートメッセージサービス(=SMS)を使った架空請求詐欺はよく使われる手口の一つ。ネットに慣れていない高齢者を狙ったケースは特に多くなっています。
今回は詐欺SMSの具体的な内容や被害を防ぐための対策について解説していきます。

SMSを利用した架空請求詐欺は気づきにくい

県警察は、1月26日、岡山市に住む女性が約280万円をだまし取られるという架空請求詐欺の被害にあっていたことを発表しました。大手携帯会社のカスタマーサポートセンターを名乗るSMSを受信し、記載された番号に電話をかけたところ、有料サイトの利用料30万円を請求されました。その後もしつこく架空請求は続き、合計9回約250万円を支払ってしまったと言います。SMSは文章が短いため文面だけでは詐欺とは気づきにくく、未納という焦りもあり、疑う余地もなくお金を渡してしまうケースが多いそうです。特に高齢者を狙った詐欺が横行しており、2020年に確認された架空請求の被害額は約2億530万円と最多であったことが報告されています。

どんなメールの内容で送られてくる?

SMSを使った詐欺は、主に実際の企業名を名乗って送られてきます。携帯会社、ネットショッピングサイト、銀行、配達業者など身近な会社ばかりです。馴染み深い名前であるため疑いなく誘導に従ってしまうのがSMS詐欺の特徴。またSMSは文字数が少ないため文面を見ただけでは本物か偽物か判断しにくいというのも被害増加の原因です。実際には「懸賞当選メール」「宅配便のお知らせメール」「利用料支払いメール」といった内容で送られてきます。短い文章とともに記載されたURLをクリックしてしまうと、個人情報の流出やアカウントの乗っ取りなどの被害を受けてしまいます。また記載された電話番号に電話をかけさせ、巧みな言葉を使って多額のお金を振込するよう請求するパターンもあります。

誤って支払わないための対策

SMS詐欺を防ぐためには、届いたメッセージへすぐに返信したりURLをクリックすることは絶対にしないようにしましょう。その時点で個人情報の流出や不正アクセスの危険性が高まります。さらに送られてきたメールが本物かどうか見極める必要があります。まずは送信元の電話番号をネット検索しましょう。偽物であれば「迷惑メール」「詐欺」などの検索結果が出てくるはずです。メッセージ内容をそのまま検索してみてもOKです。検索では判断しづらい場合は企業のカスタマーセンターに電話するのが確実。その際は番号とメッセージ内容をきちんと伝えることが重要です。あまりにも多くのメッセージが送られてくるようであれば、一度警察へ通報してみてください。

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