防犯のすゝめ

SNSに潜む誘拐犯。便利なツールも使い手次第で犯罪の道具になる

SNSによるトラブルは今も後を絶ちません。小さな子どもですら簡単に操作でき、それでいてこれまで考えられないほど多くの人に情報を発信できることからトラブルは非常に起きやすくなっています。ちょっとした発言が炎上することからも頭ではSNSの利用には注意が必要と理解しているでしょう。しかしただ気をつけるだけではまだ足りません。
そこで今回は最近起きたSNSの悪用によって起きた未成年誘拐事件を2つ紹介します。短期間に連続して起きていることからも、誰にとっても他人事と考えてはいけない問題だという意識が強まるでしょう。

家出希望の中学生を誘拐

10月30日、埼玉県にて30代男性が未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。容疑者はSNSで家出を希望している中学生をかどわかし、9月17日~10月29日までの間に容疑者が管理している家に住まわせたのだそう。警察によると、事件が発覚したきっかけは保護者からの通報。9月18日の段階で中学生の父親から警察に連絡があり、捜査を始めたといいます。

自殺希望の高校生を誘拐

10月22日、神奈川県警は未成年者誘拐の疑いで20代の男性を逮捕しました。きっかけはSNSに投稿された自殺を希望するメッセージ。容疑者はこの投稿を見つけてコンタクトを取り、東京都内の駅で待ち合わせてキャンプ場へ移動しました。こちらも発覚のきっかけとなったのは保護者から警察への通報。捜査を進めていた警察が21日の午後、キャンプ場のテントで容疑者と誘拐された高校生を発見したとのことです。近くには練炭があり、保護された高校生はすぐに病院へ運ばれました。

SNSを利用する際に気をつけるべきこと

誰でも気軽に始められるSNSですが、利用者の質は玉石混交です。誰でも自分の投稿を見られるからこそ注意していなければ簡単にトラブルに巻き込まれてしまいます。では具体的にどんなポイントを意識すればよいのでしょうか?
最初に覚えておきたいのは、SNSの投稿は友だちだけが見ているものではないという意識を持つことです。特に場所や個人情報が分かる画像を投稿するのはトラブルの元。ストーカーや誘拐犯が本気で情報を特定しようと思えば簡単にできてしまうことを忘れないでください。また、SNS上で仲良くなった人であっても100%信頼するのは危険です。ターゲットの信頼を得てからじっくりと個人情報やその他弱みを握ろうとする人物がいることも忘れてはいけません。優しすぎる人は逆に怪しいと思うくらいでちょうどいいと考えましょう。

この記事に関連する記事