子どもに「自分を守る力」を身に付けてもらうには?小学生への防犯教育について
小学校に入学すると、登下校時など子どもだけで行動することが多くなります。帰宅してから習い事をしている子も増えており、自分の身を自分で守らなければならない場面もあるでしょう。今回は、子どもに「自分を守る …
シルバーウィークや年末年始など、大型連休の前後には詐欺が増加する傾向にあります。またネットショッピングの大セールにも注意が必要です。
この記事では、フィッシング詐欺の見分け方を改めて紹介していきます。
セキュリティ企業のチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズによると、Amazonプライムデーが開催される6月に合わせてフィッシング詐欺が増加していることが明らかとなりました。6月の詐欺被害は、前月の約16倍も検知されたとのことです。
なかには日本だけをターゲットとしたフィッシングメールも発見され、多くのAmazonユーザーの元へ詐欺メールが届いた可能性があります。6月中には新たなドメインが約1,500個作成され、Amazonを含んだドメインは90%以上が悪意的なものであったとのこと。フィッシングメールの内容は、クレジットカード番号やID・パスワード情報などを聞き出すものがほとんどでした。
詐欺被害担当者は「毎年Amazonプライムデーの前後には、他の月と比較して約1.5倍も詐欺が増加する。プライムデーで買い物する人はAmazonに見せかけたメールに注意してほしい」と呼び掛けています。
GW、お盆、シルバーウィーク、年末年始などの大型連休前後には、いつも以上にフィッシング詐欺への注意が必要です。セキュリティ会社の調査によると、大型連休がある月は他の月と比較して急激に増加することが明らかとなっています。
例えば、2023年4月にはビューカードを装ったフィッシング詐欺が増加し、3月から約330%増の281件も検知されました。また、 ETC利用照会サービスを装う詐欺に関しても、約400%増の237件でした。同様に、夏休みやお盆がある8月にも検知数は急激に増加しています。
連休前後に詐欺が増加する理由は、規制が緩和されたことで人々の移動が多くなるからです。予約などで複数のサイトを利用すると、たくさんのメールが届き、詐欺に対する意識が鈍ってしまいます。また、旅行などで気分が高まってしまうことも要因の一つといえるでしょう。
フィッシング詐欺の手口は主にWebとメールの2パターンです。それぞれ以下のチェックポイントを押さえてください。
・Webの場合
1. URLの「参照先」を確認する
安全なリンク先かどうかを確かめるため、URLの上にカーソルを合わせ「参照先」をチェックします。自分で判断するのは難しい人は、怪しいサイトを判別してくれる「URLチェッカー」を利用するのがおすすめです。
2. アドレスバーに鍵マークが表示されているか確認する
正規のWebサイトにはHTTPS通信が使用されており、アドレスバーの部分に鍵マークが表示されています。URLの頭が「https」でないサイトはアクセスしない方が良いでしょう。
・メールの場合
1. IDやカード番号などを要求していないか
正規サイトであればメールで個人情報を聞き出すことはありません。期限を決めて催促してくる場合には要注意です。
2. メールの内容が不自然になっていないか
おかしい日本語や間違った文法が使われた文章は詐欺メールの可能性大です。表示が崩れているメールも怪しいでしょう。また、あいさつ文がない場合も注意すべきです。