インターホン詐欺に注意しよう!手口や対処法をご紹介
詐欺師は様々な手を使い、騙して金銭や情報を奪おうとしてきます。インターホン詐欺もその1つであり、老若男女問わずターゲットになり得るため、注意が必要です。 この記事では、インターホン詐欺の手口や対処法を …
近年、ネットショッピングを活用する方が多くなっており、利用者を対象にした詐欺被害の増加が問題視されています。
ネットショッピングは幅広い世代の方々が利用しているため、多くの世代が詐欺のターゲットになり得ます。実際の被害事例と併せて、○○pay詐欺の特徴を解説していきます。
ネットショッピングの利用者に対して、販売業者を語る人物から在庫切れや欠品を理由に「決済アプリを通じて返金する」といった趣旨の問い合わせがきます。問い合わせを受け取った利用者は言われるがままにスマートフォンで返金手続きをしていきますが、誘導されているうちに返金ではなく「送金」していたという新手の詐欺被害です。
巧妙な手口で、全国の消費生活センターには○○pay詐欺に対する様々な相談が寄せられています。消費生活センターによれば、○○pay詐欺による相談は増加している傾向だと言います。2023年4月にはわずか21件の相談件数でしたが、1年後の2024年4月は444件です。2023年9月に一度○○pay詐欺に関する注意喚起を実施したようですが、依然として相談が増加している傾向にあり、消費生活センターでは再度注意を促しています。
実際に寄せられた○○pay詐欺の被害事例をみていきましょう。
・指示通りに操作して送金した事例
ある10代の男性は、ネットショッピングサイトで洋服を注文し、代金を支払った後に在庫がないと連絡があったと言います。その際、返金手続きをするために事業者のLINEアカウントを友だち登録し、事業者に「○○payで返金する」と言われました。その後、LINE電話で事業者から連絡があり、指示に従って操作を続けます。「“99980”と入力すると支払った代金が返金される」と言われ、入力したところ返金ではなく99,980円送金してしまったそうです。
・ミラーリング機能を使った詐欺事例
上記と同じようにネットショップで商品が欠品していると言われ、LINEによる問い合わせ時に指示に従って操作をしました。しかし、「操作がうまくいかない」としてLINEのミラーリング機能でのやり取りに変わり、詐欺被害を受けた方もいます。ミラーリング機能とは、相手のスマホに自分の画面が共有される機能です。電話で決済画面を見せるよう言われた際に操作を進めると決済ができるQRコードが映し出されてしまいます。そのコードを決済端末で読み取られてしまえば、決済ができてしまうという手口です。
ネットショッピングで商品を購入し、銀行振込やカードで支払っているにもかかわらず、返金が「○○pay」と言った決済アプリなのは不自然と言える行為です。そのため、「○○payで返金対応します」と言われた時点で詐欺だと疑うようにしましょう。
相手の指示に従って操作を進めることが詐欺の手口の基本となっているため、無暗に販売事業者をLINE友だちに登録してしまうと危険です。少しでも「変だな」「おかしいな」と思う要素があれば、すぐに相談することをおすすめします。消費者ホットライン「188」や警察相談専用電話「#9110」に問い合わせてみてください。