白昼堂々の犯行も!連休中は“空き巣”にご用心
連休中は出かける機会が増えます。夏休みなどを利用して旅行を計画している方もいるでしょう。そんな時には住宅の防犯対策をすることで空き巣被害を防ぐことが可能です。 楽しい旅行の思い出を壊さないためにも、空 …
これまでは親との行動が日常的だった未就学児が小学校に入学をすると、子どもだけで行動するようになります。登下校時には1人になるケースもあるので、防犯意識を持ってもらうための対策が必須です。
今回は、越前市で行われた小学生向けの防犯教室について、子どもの防犯意識を高めるための方法やおすすめの防犯グッズなどをご紹介していきます。
越前市では、小学校に入学したばかりの新1年生を対象にした防犯教室を実施しました。新学期が始まる時期に警察が毎年行っている教室です。教室では、紙芝居やイラストなどを活用して、「イカのおすし」という標語が紹介されています。
・イカ:行かない
・の:乗らない
・お:大声で叫ぶ
・す:すぐに逃げる
・し:知らせる
大声が出せない状況になるケースもあるので、正しい防犯ブザーの使い方についても教えています。越前市を含む福井県内では、登下校中に不審者に声をかけられる、付きまとわれるといった「声かけ事案」が2024年だけで150件確認されたと言います。こうした防犯教室が増えることで危険な事態に陥っても標語や習ったことを思い出し、冷静な行動ができるようになるはずです。
子どもの防犯意識を高めるためにも、家族による声かけは必須です。「知らない人には付いていかない!」と教える親御さんも多いでしょう。しかし、数回だけ挨拶をしたことがある人や少しだけ顔を見たことがある人でも、子どもにとっては「知っている人」になるため、正しく伝わらない可能性が高いです。そのため、犯罪が起こりやすい「場所」を伝えるようにしましょう。
・ガードレールがない細道
・路地裏
・駐車場や駐輪場
・死角が多い公園
こうした場所は子どもを狙った犯行に使われるケースがあるため、子どもだけで立ち寄らないよう声かけが必要です。公園は人が多い場所ですが、木やトイレなど、死角が多いと危険です。1人で遊ぶことは避けて複数人で利用するよう声かけをしてください。
子ども向けのおすすめ防犯グッズとしては「防犯ブザー」が挙げられます。音を鳴らして非常事態を知らせるアイテムです。防犯ブザーを選ぶ際には、犯罪抑止を目的とするためにも一目で防犯ブザーだと分かるタイプを選んでください。可愛らしいキーホルダータイプのものだと防犯ブザーだと分かりにくいので、抑止力が低くなってしまいます。また、音の大きさは85デシベル以上が全国防犯協会連合会の基準で推奨されているので、これを基準にして選ぶようにしましょう。
また、「見守りGPS」もおすすめです。小型のGPS端末となっており、アプリで子どもの位置情報を確認できます。学校から自宅に向かうまでの様子や遊びに行っている様子などが分かるので安心できます。子どもの帰りが遅くなった時には、現在地を確認できるので迎えに行くことも可能です。