防犯のすゝめ

コロナ影響で持続化給付金詐欺が全国で相次ぐ。20代が主犯となるケースが増加

個人事業主や中小企業を救済するための「持続化給付金」を狙う詐欺が全国で横行しています。特に2021年に入ってからは被害が急増しており、そのほとんどが20代の犯行によるとのこと。
今回は持続化給付金詐欺の手口を詳しく解説し、具体的な対処方法についても紹介します。誰もが被害にあう可能性を持っているため、よく理解しておきましょう。

持続化給付金詐欺の多くは20代の詐欺グループによる犯行

持続化給付金詐欺は新型コロナウイルスの影響によって発生した新手の詐欺。本来は資金繰りに困っている人々を救済・支援するための制度ですが、弱みに付け込んでお金を騙し取るという悪質な手口となっています。また、その犯行の多くは「20代の若い詐欺グループによるもの」ということが警察の調べで明らかになりました。
2021年1月下旬にはプロ野球選手の孫が犯行に及び、個人事業主を装って約100万円を搾取したという。他にも同じような手口で岡山県の大学生が詐欺を行ったとして逮捕・起訴されました。大学生や20代の若者による持続化給付金詐欺は、すでに200件以上が報告されており、被害総額は約2億1200万円にも上ります。警察は「少しの出来心で一生を棒に振るような行為をしてほしくない」と話しています。

持続化給付金詐欺の具体的な手口とは

基本的なやり方は「振り込め詐欺」と同様で、メールやSMSから偽メッセージが送られ、その誘導に従ってしまうと詐欺グループの手にお金が渡ってしまうという仕組みです。
しかし一般的な振り込め詐欺と異なる点は、ねずみ講方式で不正受給者が広がってしまうこと。「給付金が受け取れるから一緒に申請しよう」といった勧誘が友人の間でどんどん拡大し、知らないうちに自分も不正受給の犯行に加担していた、というケースも多いようです。ただし不正にお金を受け取れるのは詐欺グループの上層部のみであり、末端である大学生や20代の若者は詐欺を実行するだけという実態。詐欺をしていた自分が実は詐欺にあっていた恐ろしい結末が待っています。
友人間でうまい話が出た場合は疑いの目を持って注意しておいた方が安全です。持続化給付金について、自分が対象かどうかをあらかじめ政府の公式HPで調べておくことも得策でしょう。

少しでも疑問を感じたり万が一被害にあった場合はすぐ窓口へ

経済産業省からも「持続化給付金を装った詐欺に注意してください」と国民に呼びかけています。市町村や経済産業省がメールやSMSで給付金の手続きを依頼することはありません。口座番号や暗証番号などの個人情報を聞き出されそうになった場合は詐欺を疑いましょう。
万が一そのようなメールを受け取った際は、持続化給付金コールセンター(0120-279-292)または警察相談専用窓口(#9110)へ相談するようにしてください。詐欺かどうか分からない状態でも、ためらわずに連絡して大丈夫です。ちょっとした不安や心配事でも親身になって対応してくれるので安心してください。一人で抱え込まず、誰かに相談する一歩の勇気が大切です。

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