防犯のすゝめ

特殊詐欺から高齢者を守るための「声かけ」が話題に。普段から意識しておきたいこととは?

オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの「特殊詐欺」は高齢者を中心に被害額が増加しています。身近な人の詐欺被害を防ぐためには声かけが非常に重要です。
今回はどのように声かけをすれば良いか、詐欺防止のため日頃から気をつけるべきことは何か、について解説します。

高齢者を狙う特殊詐欺が後を絶たない

特殊詐欺とは、オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金等詐欺などさまざまな手口の詐欺を言い、国内での発生件数は最多です。特に高齢者を中心として増加傾向にあり、その被害額は一日あたり1億円以上とも言われています。
特殊詐欺被害の全体に対する65歳以上の割合は約78%を占めています。中でもオレオレ詐欺は約97%、還付金等詐欺は85%と非常に高い割合です。最近ではコロナ禍での給付金に関連した詐欺が多く、精神的・経済的に不安定な高齢者を狙うという悪徳な手口が使われています。
警察は被害の状況に対し「高齢者の詐欺防止に向けた取組を一刻も早く実行したい。あらゆる方法で詐欺を食い止めるべきだ。」と話しています。

家族を守るために効果的な声かけ方法

高齢者の詐欺被害が止まらないことから、両親や親せきを心配している人も多いでしょう。特に離れて暮らしている場合は常に不安が伴うことは間違いありません。家族を詐欺から守るためには、ちょっとした工夫で声かけをしてあげることが大切です。
効果的な声かけとは、直接的に聞くのではなく遠回しに話しかけてみることです。例えば「怪しい人が来なかった?電話に出なかった?」よりも「親切にしてきた人はいる?」と聞いてあげる方が良いとのこと。この問いに対して「熱心にいろいろと聞いてくる営業さんが来た」という答えが返ってきた時は詐欺の疑いが高いです。詐欺グループは自分たちを良い人に装って犯行に及びますので、怪しい雰囲気は一切出しません。そのため「怪しかった?」と聞いてもあまり効果はなく、「長い間話をした」「お金や家族のことについてたくさん聞かれた」といったことを聞き出す方が詐欺を特定しやすいと考えます。親切すぎる人は少し注意しておく方が良いでしょう。
このような声かけは定期的に電話やLINEでやり取りしておくことをおすすめします。

詐欺を防ぐために日頃からやっておくべきこと

詐欺のニュースはよく見かけるけれど自分には関係ない、と思っていませんか?特殊詐欺は年々増加しており、誰もが被害者になってしまう可能性があります。万が一、詐欺にあった時でも焦ってしまわないように日頃から防犯意識を持っておくことが大切です。身近に高齢者がいる方は特に注意しておきましょう。
家族間においては電話口での合言葉を決めておくと安心です。お金の話になった時は合言葉を利用し、相手が本物の家族かどうか確かめることができます。別の話題に振ろうとされた時は、ためらわずに電話を切るようにしてください。
また高額請求された時のためにATMやクレジットカードの利用限度額を引き下げておくことも有効です。たとえ詐欺にあったとしても被害を最小限に抑えることができます。
自動通話録音機を取り付けるとさらに安心でしょう。自動通話録音機とは呼び出し音の前に「通話が自動録音される」といったアナウンスが流れる機能のこと。詐欺の犯行をやめるよう相手に警戒させることが目的です。自治体によっては無償貸出している場合もありますので、一度確認してみることをおすすめします。
このように日常的に防犯意識を高めておくことで、詐欺被害のリスクを大幅に減らすことが可能です。ぜひ今日から実行してみてください。

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