防犯のすゝめ

盗撮被害に遭うのも他人事ではない?もしも自宅が監視されていたら

知らないうちに自分が被害者になってしまい、それに気づけないのが盗撮の恐ろしさ。まさか自分が被害に遭っているわけないだろうと思うかもしれませんが、盗撮被害は決して他人事では済まされないのです。今回は実際に起きた盗撮事件の事例を紹介するとともに、盗撮被害を防ぐための心構えについて紹介します。

マンションの共用トイレに盗撮カメラを設置する事件

2018年12月24日、建設途中だったマンションの共用トイレから盗撮カメラが見つかりました。カメラを仕込んでいたのはなんとマンションの検察を担当していた会社の所長だったといいます。カメラを発見したのは同社の女性作業員。発見した当時、盗撮カメラは電源が入っており撮影中でした。女性作業員はすぐさまこれを所長に報告しましたが、所長は「このカメラは自分が処理する」といい回収。女性作業員はSDカードを預かり記録された映像を確認したところ、自分や同僚が用を足している姿が記録されていたといいます。当然所長が疑われましたが本人は犯行を否定。しかし事件の発覚から3日後に自首し、会社からは諭旨解雇されました。

コンビニのトイレに小型カメラを設置する事件も

盗撮事件はさら身近なところでも起きています。4月には佐賀県佐賀市のコンビニのトイレに小型カメラを設置したとして大学生の男が逮捕されました。トイレに設置したのは2センチほどの小さなカメラ。カメラの記録には被害女性の姿に加え、犯人の顔が映っておりこれが逮捕の決め手となりました。

盗撮被害を防ぐためには?

盗撮の被害者にならないためにはとにもかくにも自分は狙われているという危機意識を持つこと。言うまでもありませんが盗撮被害に遭いやすいのは女性です。外出先はもちろん自宅でも盗撮されるリスクがあることを覚えておきましょう。特に気をつけたいのは更衣室やトイレ、エスカレーター。密室で油断しやすい場所や人が多く犯行がバレにくい場所は盗撮犯がよく狙っているところです。また自宅についてもカーテンが開きっぱなしになっている窓を望遠鏡などで遠くから覗いていることもあります。いかに戸締まりをしっかりしているからといっても油断は禁物です。最近はスマートフォンのカメラで手軽に盗撮に手を染められるほか、以前よりもバレにくい超小型のカメラも手の届きやすい価格で販売されており、盗撮被害が増加しています。盗撮被害を防ぐには、もしかすると盗撮されるかも?という意識では不十分。盗撮しようとしている人がいるに違いないと思うくらいでちょうど良いのです。

人気の防犯グッズ











この記事に関連する記事

防犯のすゝめ

トロイの木馬に感染すると甚大な被害に!被害前に押さえておくべき基本情報と対処法

世界中でマルウェアの被害が拡大しています。最近ではトロイの木馬の増加が著しく、注意すべきマルウェアの一種になっています。 今回はトロイの木馬についての概要と感染した場合の対処方法について詳しく解説して …

防犯のすゝめ

教育施設でも防犯カメラの普及が広がる。設置のメリットや費用をご紹介します

不審者の侵入を防ぐため、防犯カメラを設置する保育園や小学校が増えています。防犯カメラはさまざまな事件の解決に役立つことをご存じでしょうか? 今回は、防犯カメラを設置することによるメリットや設置にかかる …

防犯のすゝめ

多要素認証はセキュリティ対策に有効!しっかり登録して万全の体制をとろう

Twitterが二要素認証を有料化したことにより、SNSを使う上でのセキュリティ問題に関心が高まっています。不正アクセスやなりすまし事件に発展しかねないので、日頃からセキュリティ対策を万全に行っておき …

防犯のすゝめ

SNSで闇バイトの募集が増加中。未成年者や若者を襲う闇バイトの基本を要チェック!

闇バイトに巻き込まれる未成年者や若者が増加しています。もしかしたらSNSで流れてくる広告に闇バイトの募集が混入しているかもしれません。 今回は注意すべき闇バイトの特徴や種類について詳しく解説します。 …