便利なスマートホームは防犯対策にも使えるって本当?
スマートホームといえば暮らしを便利にするものというイメージが強いですが、最近は防犯対策に活用する方も増えてきています。そこで今回は、そもそもスマートホームとは何か、防犯対策への活用事例や導入のメリット …
Facebookの登録者5億人分の個人情報が流出し、SNS利用の危険性が高まっています。盗まれた個人情報はハッキングや詐欺に悪用されてしまう可能性があるため、一人一人の注意意識が非常に重要です。
今回は実際にあったニュースをいくつか紹介し、SNSを安全に使うためのコツを4つ解説していきます。
2021年4月、ビジネス・インサイダーの発表により約5億3000万人を超えるFacebookユーザーの個人情報が流失していたことが明らかになりました。ユーザーがプロフィールに登録した氏名をはじめ、生年月日、電話番号など個人を特定する情報が、誰でも閲覧できるデータベースに公開されていたと言います。悪意ある攻撃者たちは、ユーザーのスマートフォンから連絡先をインポートするFacebookの機能を悪用し、膨大な数の個人情報を盗み取ることに成功しました。
このデータベースには106ヶ国のアカウントが含まれており、日本のデータは42万8625人分とのこと。このデータは数年前のものとみられていますが、ハッカーや詐欺集団にとっては悪用するために十分なデータであるため危険性には変わりありません。しかし米Facebookはこの漏洩について利用者に通知しておらず、今後も通知する予定はないと明らかにしています。
また、今回の情報漏洩を受け、自分の個人情報が漏えいしているか確認できるサイト「Have I Been Pwned」が注目され始めています。メールアドレスを入力するだけで利用開始できるため、ハッキングや詐欺を防ぐために有効な手段の一つと言えるでしょう。
今回の騒動の他にも、過去には個人情報が漏洩してしまった事例が数多くあります。その被害は2000年ごろから年々増加傾向にあり、特に2020年~2021年にかけてはコロナ禍に乗っ取った詐欺事件がかなり目立つようになりました。
最新のニュースでは、「ホテルの提携予約サイトが不正アクセスを受け宿泊者の情報3039件が漏洩してしまった事件」や「NTTコム法人向けサービスの不具合によりメールアドレスが流出した事件」、「保健センターがメールを誤送信したことによりコロナ感染者167人の氏名が公開された事件」などがあります。ネットやメールによる被害事例が多く、個人情報漏洩の危険性は後を絶ちません。
個人情報には氏名、生年月日、住所といった「特定の個人を識別することができるもの」に加え、DNA、指紋、手指の静脈など「身体の一部の特徴を変換したもの」も含まれています。
ここまでは個人情報漏洩の恐ろしさを紹介しましたが、安全に使えばSNSは非常に便利なツールの一つです。以下で紹介する4つのポイントを少しだけ意識することで、危険を冒さず安心して利用することができます。
1つ目は「公開範囲」に気を付けること。親しい人のみ閲覧できるのか、オープンにするのか、などプロフィールや投稿の公開範囲を自由に決めることができます。公開範囲を狭めた方が安全性は高まりますが、SNSは「人とつながる」ことを目的にしているため、うまく使い分ける必要があるでしょう。2つ目は「位置情報」を意識すること。位置情報サービスは多用しすぎず、決まったアプリのみで使用することをおすすめします。また何気なく投稿した写真でも現在地を特定されてしまう場合もあるため、アップロードする際は意識するようにしてください。3つ目は「悪意の手が潜む」ことを覚えておくのも大切。ネット上に存在する詐欺やハッカーをゼロにすることは難しいですが、自分の意識次第で被害を未然に防ぐことは十分可能です。これは詐欺かも?と疑いの目を備えておくだけでも変わりますので覚えておきましょう。最後は「マナー」を守ることです。ネットでも現実社会と同じように常識的なマナーは必要です。シェア機能を利用したり、友人が映っている写真をアップロードする際は、自己判断で勝手に行わないようにしてください。
情報化社会とうまく付き合うために、今回紹介したコツをぜひ覚えておきましょう。