防犯のすゝめ

少年も犯罪の加害者に!子供が犯罪に巻き込まれないため親はどうするべき?

詐欺師というといい年をした大人を思い浮かべる方が多いでしょうが、それだけでは不十分。最近は中学生や高校生など、成人すらしていない子供たちが逮捕されることも増えています。実際にどのような事件が起きているのか、保護者はどうすれば子供が特殊詐欺事件に巻き込まれずに済むのかを解説します。

少年も特殊詐欺に加担

2019年1月、愛知県名古屋市において現金を騙し取る詐欺が発生しました。逮捕されたのはなんと18歳の少年。この少年はある特殊詐欺グループに所属しており、ターゲットから現金を受け取る受け子という役割を与えられていました。被害にあったのは70代の女性で、ある日息子を名乗る男性から「友人から300万円の借金をしていてそのお金を用意してほしい」「名古屋にいる弁護士の秘書のところまで来てお金を渡してほしい」などと電話があったのだそう。被害女性は電話の指示に従い、わざわざ自身の住んでいる三重県鈴鹿市から愛知県名古屋市まで脚を運んで少年に現金を渡してしまいました。特殊詐欺グループの全容は未だつかめていません。少年は容疑を認めており、警察は詐欺組織の全容を解明しようと捜査を進めています。

警察からの呼びかけも

こうした事態を受け、警察も子供たちに対し注意を呼びかけています。北海道警察が公表している事例では、栃木県に住む中学生が北海道室蘭市で詐欺を行った事件、愛知県に住む高校生が北海道札幌市で詐欺を行った事件が紹介されています。このように道内で犯行を行った少年が他府県で逮捕された事例も少なくないのです。バレないだろうと考えても警察は絶対に見逃しません。中学生、高校生で犯罪に手を染めたとなればその後の人生に大きな悪影響を与えます。「楽して稼げる仕事があるよ」「誰でも簡単にできる仕事だよ」などと近づいてきても絶対に応じてはいけません。

子供を特殊詐欺に加担させないために

特殊詐欺を行う犯罪者をイメージした時、子供の姿を思い浮かべる人は少ないでしょう。しかしここまで説明してきた通り、子供であっても特殊詐欺の犯人として逮捕される事例が増えてきています。自分が重大な事件に加担しているとは知らず割のいいアルバイト感覚でいることもあるでしょう。子供に対して注意を呼びかけることも大事ですが保護者もそれを見逃してはいけません。知らない大人と電話で話していたり、わざわざ遠くの街まで出かけている時には「もしかすると詐欺に加担しているかも」と疑う姿勢が必要です。

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