防犯のすゝめ

睡眠ドラッグで性犯罪?気づかぬうちに被害に遭う可能性も

睡眠ドラッグという薬物をご存知でしょうか?デート・レイプ・ドラッグやレイプ・ドラッグと呼ばれることもあります。これは男性が女性と食事などへ出かけた際、飲み物などに混ぜ相手を抵抗できなくさせる目的で使われるドラッグ。ここ最近、この睡眠ドラッグを利用した性犯罪が急増しています。

睡眠ドラッグとは?

もともと睡眠ドラッグは性犯罪のために開発されたわけではありません。現状では一般に流通している睡眠薬などが悪用されている状態。睡眠ドラッグを服用させられると意識がもうろうとし、相手に何かされても抵抗できなくなってしまいます。睡眠ドラッグによる性犯罪でどのくらいの女性が被害にあっているのかですが、実は正確な数字はよく分かっていません。なぜなら被害者が声を上げない、もしくは気づいていないパターンが多いからです。
睡眠ドラッグを飲まされると、その後数時間の記憶が一部、もしくはすべてなくなってしまいます。記憶がはっきり残っていれば被害を訴えることもできるのですが、断片的な記憶しか残っていなければ「もしかすると自分が酒に酔って覚えていないだけで、知らぬうちに同意してしまったのでは?」と思ってしまいます。ましてや記憶が残っていないとなればそもそも被害を受けたこと自体に気づきません。睡眠ドラッグの成分は早くて数日で体外に排出されるため、証拠が残りにくいというのも事件が表面化しない理由の一つとなっています。
それほどまでに危険なドラッグが一体どのように入手されているのかと思うかもしれません。しかし先ほども説明した通り、悪用されているとはいえもともと睡眠ドラッグは一般的に使われている睡眠薬。ネットを通じてかなり簡単に入手することが可能なのです。

実際にあった事例

睡眠ドラッグを飲ませる手段として最も多いのが飲み物へ混ぜること。一緒に飲みに行こうなどと女性を誘い、お酒の中に睡眠ドラッグを混ぜることで性犯罪に及びます。もちろん溶けずに飲ませることができれば酒である必要はなく、ジュース等に混ぜて飲ませる場合もあります。また飲み物以外にもサラダの中に睡眠ドラッグを混入させたという事例も過去にありました。飲み物だけでなく口にするものすべてに注意する必要があるといえるでしょう。

睡眠ドラッグの被害を防ぐためには

製薬会社は睡眠薬を水に溶けにくくしたり、溶けると色が変わるようにしたりといった対策を行っています。しかしこのような睡眠薬は価格が高く、あまり普及していないとのが現実。仮に十分普及したとしてもカクテルなど色のついたお酒だと違和感を覚える人は少ないのではないでしょうか。結局どれだけ薬が改善されても自衛意識を持たなくてはいけないことに変わりはありません。見知らぬ人から渡された飲食物を口に入れない、まだあまり信頼できない相手とは二人きりにならないといった対策が必要です。

この記事に関連する記事

防犯のすゝめ

名古屋市のスポーツクラブで警察が注意喚起。特殊詐欺に騙されないために

今でもたびたびニュースになる特殊詐欺事件。事件が起きるたびに注意喚起についてのコメントが発表されますが、先日は警察が民間の施設と協力して注意を促す取り組みを行いました。 スポーツクラブで特殊詐欺の注意 …