防犯のすゝめ

顔を見せてくれたから安心?それは詐欺師の手口でしかない!

顔を見せない人は怪しい、というのは誰もが納得することかと思います。しかし、この考えはともすれば顔を見せる人だから信用できるという考えにつながってしまいかねません。詐欺師にとってこれはターゲットに付け込む隙であり、実際にあえて顔を見せて信用させることで現金などをだまし取る事件が発生しているのです。今回は具体的にどのような被害があったのかなど、ますます多様化する詐欺被害の現状について解説します。

あえて顔を見せるのが詐欺師の狙い!?

オレオレ詐欺や振り込め詐欺といった手口は以前から知られていますが、最近登場しているのが詐欺盗という手口。わざわざ詐欺師が顔を見せるなんてリスクはおかさないだろうという思い込みを利用し、あえてターゲットの前で顔を見せるのがこの詐欺の特徴です。兵庫県警がまとめたデータによると、2018年中に県内で発生した詐欺盗タイプの事件は49件。被害総額は7,300万円にも及ぶと報告されています。
被害にあった女性の話によると、事件の発端となったのは警察を名乗る男からの電話。最初は怪しいと思ったものの、自宅へ向かうと連絡があり、対面してやり取りをしているうちに信用してしまいキャッシュカードを渡してしまったといいます。知り合いに相談してすぐに口座を確認したものの、すでに約60万円が引き出されてしまっていたとのこと。

詐欺の手口は多様化

あえて顔を見せるという手口は多様化する詐欺の中でもほんの一例に過ぎません。詐欺師たちはターゲットを騙すため日々新たな手口を生み出しています。特に騙されやすいのが劇場型と呼ばれるタイプの詐欺。詐欺師は警察などを装い「あなたの口座が悪用されている」と連絡。その後、金融機関や銀行協会など複数の業者を登場させることであたかも本当に自分の身に何かが起きていると動揺させる巧妙な手口。このように、詐欺師は時には警察ですらすぐに見抜けないほどの詐欺を仕掛けてくるのです。

顔が見える・見えないにかかわらず常に疑う気持ちが必要

警察ですらすぐに見抜けないような詐欺なんて一体どう防げばよいのか?私たちができるのは、少しでも怪しいと感じたら自分から警察に相談することです。当然ながら相手方から教わった警察の連絡先に電話をかけても意味がありません。間違いなく本物の警察相談窓口である「#9110」に電話をかけましょう。いきなり警察に電話をするには心理的なハードルがあるならまずは知り合いや家族に相談するのも一つの手です。

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