自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
5月末に発生した静岡県浜松市の女性看護師の遺体遺棄事件。なぜこのような事件が起きたかわからず、センセーショナルなニュースとなってしまいました。実はこの事件、違法な犯罪の犯行自慢をする内容だったのではないかと考えられます。
浜松市在住の女性看護師の遺体が同県藤枝市で見つかった事件について、簡単に取り上げます。女性は浜松で拉致されたにもかかわらず、女性の自動車は反対方向である三重県桑名市に放置されていたということです。
当初、女性と犯人は顔見知りだったのではないかと言われていました。しかし、逮捕後の犯人の自供によると、女性と犯人の男性二人に面識はなく、市内のフィットネスクラブを退店した直後から犯人が狙っていたと言います。
今回の事件の犯人である男性二人は、インターネットを通じて知り合ったそうです。実は、犯罪仲間を募集する行為がインターネットで増えています。サイトで知り合った犯罪仲間同士が集まって犯罪に手を染めているのです。
2017年、インターネット・ホットラインセンターへ寄せられた違法情報の件数は、27,000件以上あったと言います。その内容は自殺の勧誘や売春、薬物の売買など多岐にわたります。インターネット上での知り合い同士の交流なので、一人が捕まっても他の犯人に足がつかない点が特徴です。
なお、インターネット上には犯行自慢をするサイトも存在します。リスクが少ない状態で犯罪がしやすいため、単純に快楽目的で犯罪に手を染めるケースも少なくありません。インターネットが犯罪の温床化している問題を受け、有害サイトへの規制を強めるべきという市民の意見も見受けられます。
犯罪件数自体は減っている一方、日本では体感治安が年々悪化しているという意見も見受けられます。今回の事件のようにインターネットでつながった人たちが、特に理由もなく凶行に走ってしまうのも一因かもしれません。たとえば、「夜道を一人で歩かない」「自宅にいるときは鍵を掛ける」など、犯罪に巻き込まれないような自衛策を心がけるようにしましょう。
インターネット上には、犯行自慢をする犯罪者が少なからず存在します。彼らが特に深い理由もなく凶行に走り、犯人の特定も難しいのが今の時代です。身に覚えのない事件に巻き込まれるリスクも考え、常に防犯意識を高く持っておくことが大切だと言えます。