自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
振り込め詐欺やオレオレ詐欺といった特殊詐欺は未だになくなる様子がありません。流行している手口への対策をしても、詐欺師たちはすぐにまた新しい手口を生み出します。このようないたちごっこが続く中ですが、あなたは電子マネーが詐欺に利用されていることはご存知ですか?今回は電子マネーを利用した詐欺事件として具体的にどのようなものがあったかなどを紹介します。
4月19日、兵庫県警は県内のコンビニに勤める26歳の店員に対し、詐欺被害を未然に防いだとして感謝状を手渡しました。きっかけとなったのは4月3日。この店員が勤務するコンビニに多額の電子マネーを購入しようとする女性が来店し、これに対応しました。合計で30万円もの電子マネーを購入しようとしている様子を見て不審に思い、店長と相談してすぐに110番。駆けつけた警察官に事情を説明したところ詐欺事件であることが発覚しました。過去すでにいくらか支払いをしてしまった分はあるものの、今回の被害は防ぐことができたとして表彰されています。
このニュースを見て、詐欺師はなぜわざわざ電子マネーを利用するのだろうと思いませんか?実は先日、このような詐欺の裏側が見えるニュースが報道されました。
3月、タイの中部で振り込め詐欺グループの日本人15人が逮捕されました。この詐欺グループの犯行に使われていたのが電子マネー。警察の取り調べによると銀行口座を経由しない電子マネーを利用することで発覚を防ぐ目的があったようです。犯人たちが行っていたのは日本国内のターゲットに向けた架空請求。「有料サービスの滞納金を解消するため今すぐ電子マネーを購入してこい」というのが彼らの手口だったようです。詐欺グループが残した記録によると、ターゲットにコンビニへ行くよう指示した内容が残っていたとのこと。
「電子マネーを購入してきてください」という電話はすべて詐欺だと考えても構いません。先ほども紹介した通り、わざわざ電子マネーを購入させるのは詐欺師の都合でしかないのです。中には店員に不審に思われないようパンと一緒に購入しろと指示をすることもあるそう。少しでも話に不審な点があれば警察や国民生活センターに相談しましょう。万が一詐欺でなかったとしても恥を感じる必要はありません。被害を防ぐために相談窓口等が設けられているわけですので、ぜひ気軽に相談してください。