防犯のすゝめ

なくならない強制わいせつ事件。被害を防ぐ工夫をしよう

強制わいせつ事件は発生件数が多く、1つ解決してもまたすぐの事件が起きるほどです。このような状況ではいつあなたが被害に遭うかも分かりません。つい最近も強制わいせつ事件が報道されました。今回は実際に起こった事件を紹介するとともに、被害を防ぐための工夫についても紹介します。

帰宅中の女性が胸を触られる被害

5月21日の午後10時頃、北海道札幌市の路上で帰宅中の20代女性に後ろから近づき、胸を触るなどしたとして鍼灸師を名乗る30代の男性が逮捕されました。犯行時、被害女性は「何をするのよ」と声をあげたところ犯人はその場から逃走。被害女性はすぐに警察に通報し、付近を捜索することとなりました。警察は事件現場からおよそ600メートル離れたところで被害女性の証言の内容に似た男を発見。その結果、緊急逮捕に至ったといいます。札幌市ではこの事件以外にも同様の事件が複数発生していました。これらの事件についても今回逮捕した男性が起こしていたのではないかと考えられており、警察は余罪があるとみて捜査を進めています。

佐賀でも強制わいせつ容疑で逮捕者

強制わいせつ事件が珍しいことではないと示すため、もう一つのニュースをご紹介します。こちらは佐賀県で起きた事件。不動産関係の会社に勤める20代の会社員が、仕事で訪れていたアパートの住人の体に無理やり触れるなどして逮捕されました。犯行を行ったのは5月7日。被害に遭ったアパート住人は退去手続きに来ていた10代の女性で、容疑者は被害者に抱きつき、上着を脱がせようとしたとのこと。被害女性は一人暮らしだったというわけではなく、家族と同居していました。一人で家にいるタイミングに容疑者が現れて犯行を行ったとされています。被害女性の証言や防犯カメラに残った映像が決め手となり逮捕につながりました。

強制わいせつの被害に遭わないために

強制わいせつの犯人が狙っている女性の特徴は第一に一人でいること。また携帯電話を操作していたりイヤホンをつけて周りへの注意を払えていないとターゲットにできると考えるようです。一般的に女性は男性に比べ力が弱いことから、強制わいせつに限らず犯罪者に狙われることが少なくありません。自分は大丈夫と思っていても、いざ事件が起きてしまえばそんなことは関係ないのです。人通りの多い場所を歩く、周りに注意を払うなど正しい防犯知識を理解・実践し、常に油断しない心がける姿勢が必要になります。

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