自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
ひったくりは誰でも遭遇する恐れがある事件です。今回は最近発生したひったくり事件を紹介するとともに、ひったくりに狙われやすい人の特徴やひったくり被害を防ぐ方法について紹介します。
7月13日、大阪府警は窃盗と詐欺の容疑で30代の女性を逮捕しました。容疑者は4月15日から20日にかけて、大阪市の路上で3回ひったくりを繰り返したとされています。被害に遭ったのは70〜80代の女性3人。犯人は後ろから自転車で近づき、手に持っていたカバンを奪い去りました。被害総額は約11万円。容疑者は警察の調べに対し「コロナの影響でバイト先の経営が厳しく、収入に困ってやった」と述べています。
埼玉県では6月15日までに、窃盗の疑いで30〜50代の男性3人を逮捕しました。男らは今年の2月3日の昼頃、埼玉県越谷市の路上で60代の男性が持っていたバッグをひったくった疑いが持たれています。警察の発表によると、犯人は被害者の後ろから車で近づいてバッグを奪い取ったとのことです。このバッグには現金およそ700万円が入っており、被害者がこの現金を知人から受け取ってすぐにひったくられたことから、犯人グループは現金があることを分かった上で犯行に及んだと考えられています。
ひったくり被害者はそのほとんどが女性です。狙われる年代として多いのは20代と60代以上。女性が狙われるのは力が弱く追ってこられても逃げやすいからというのも理由の一つですが、実は他にも理由があります。それは、女性のカバンは非常にひったくりやすいからというもの。男性は女性に比べてカバンを持つことが少なく、財布をポケットに入れていることが多いです。しかし女性はカバンの中に財布を入れることが多く、さらに肩からかけている人が多いため、男性からひったくるよりも簡単に金品を盗めるというわけです。
ひったくりの多くは自転車やバイクを使い、後ろからカバンを奪います。後ろから何かが近づいてきたと感じたら、一度振り返って怪しい人物ではないか確認してみましょう。イヤホンをつけながら歩いたり電話をしながら歩いていたりすると、後ろから迫る危険になかなか気付けません。
また、ひったくり被害に遭う人のおよそ7割は車道側にバッグを持っていたというデータがあります。バイクや自転車に乗る犯人からターゲットに選ばれないために、車道とは反対側にバッグを持ちましょう。