防犯のすゝめ

コロナ禍で特殊詐欺の手口が変化!感染対策を装う非接触の指示にご注意を

コロナウイルスの影響により特殊詐欺の手口も変化していることが明らかとなりました。感染予防のための「非接触」を詐欺に利用しているのだそう。

今回は新しい手口の詐欺に加え、被害にあいやすい人の特徴についても説明していきます。

コロナウイルスに関連した新しい手口の特殊詐欺が増加中

香川県警生活安全企画課の調べによると、「非接触型」の詐欺によって預貯金を騙し取られる事件が複数件報告されたことが明らかとなりました。今年4月ごろから同じような手口を用いた詐欺が相次ぎ、被害総額は約585万円にも上っています。

従来の手法ではクレジットカードやキャッシュカードなどを被害者から直接受け取っていたのに対し、「コロナウイルス感染対策のためカードをポストに入れておいてください」といった理由付けで、間接的にカードを騙し取るのだと言います。非接触型にすることで顔を見られずに済むため、このような手口が増加していると見られています。

県警は新種の特殊詐欺による容疑で、大阪府に住む中国籍の16~25歳の4人を逮捕。安全課の担当者は「身に覚えのない電話やメールを受け取った際は、絶対に対応せず、すぐ警察に相談を。」と呼び掛けています。

コロナ禍で増加している特殊詐欺の事例

コロナ禍によりオレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺は増加傾向にあります。リストラや営業停止などのダメージを受け、経済的・精神的に不安定となった人たちが狙われやすいからです。実際にコロナ禍で増加している詐欺のパターンを具体的に紹介します。

特に多い事例が「特別定額給付金」に関するパターン。市の職員を名乗り、「給付金を振り込みたいので口座番号と暗証番号を教えてください」という言葉で主に高齢者からお金を騙し取ります。また「マスクを送るので住所を教えてください」と言い、後日高額請求されるパターンも。

その他「低金利で融資します」「バイトが無くなったから振り込んで」といった事例も確認されています。

特殊詐欺にあいやすい人の特徴

さまざまな場所で起きている特殊詐欺ですが、詐欺にあいやすい人にはいくつか特徴があります。

まずは「意志が弱い人」。思っていることを口に出すのが苦手なため、詐欺師の言いなりになってしまうからです。詐欺師側も、意志が弱い人と分かればいつも以上にしつこく勧誘してきます。また周囲に相談できないという人も狙われやすいです。友達や知り合いが多ければ周囲の意見を聞き冷静になることができますが、そうでない人はおかしいと思ってもそのまま流されてしまう可能性が非常に高いです。

他にも、頑固すぎる人、占いやスピリチュアルに過敏な人、虚栄心が強い人、などは詐欺にあいやすいと言われます。ここで挙げた特徴に当てはまらなかったとしても、「自分は詐欺にあうことはない」と過信するのは絶対にNGです。いつどこで遭遇するか分からないので、常に注意しておくようにしましょう。

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