防犯のすゝめ

知っておきたいICT情報!ICTリテラシーの意味やメリットを解説します

近年テレビやネットでよく見かける「ICT」についてきちんと理解していますか?約8割の企業が重要視している概念であり、社会人の方にとっては必要不可欠な知識です。

今回はICTリテラシーの定義やメリットについて紹介します。

約8割の企業がICTリテラシーの重要性を認識

テックアカデミーIT研修を運営するキラメックスが行ったアンケート調査によると、対象企業120社のうち約8割がリスキリングを重視していると回答しました。リスキリングとは必要なスキルを習得することを意味し、特にICTリテラシーのリスキリングは多くの企業で必要とされています。

ここ1年以内にリスキリングを始めた企業が最も多く、中でも従業員100名以上の大企業は全体の半数を占めています。重視され始めた背景として「従業員のITスキルやリテラシーにばらつきがある」、「社内におけるIT人材の不足」などが挙げられます。

多くの企業ではeラーニング研修や資格取得の支援を行い、社員の意識向上を狙う方針です。アンケート対象企業は「今後もリスキリングに取り組む予定」と回答しています。

ICTとは何か?ITやIoTとの相違点とは?

ICTとは「Information and Communication Technology」の頭文字を取った略語であり、日本語では「情報伝達技術」や「情報通信技術」と訳されています。コンピューター技術を活用する点に着目し、ヒトとヒトあるいはヒトとモノの間で情報を共有することが目的とされています。主に公共事業の分野で使われており、ICTを活用することで教育、医療、介護・福祉に貢献できることが期待されています。

ICTと似た言葉にITがありますが、ITは「Information Technology」の略、「情報技術」を意味します。こちらはパソコンやスマートフォンで使われている技術全般のことを指し、ICTよりも広い概念を含んでいるのが特徴です。またICTと異なり、主に経済分野で使われています。

最近ではIoTという言葉も有名になってきましたが、IoTは一般的に「モノのインターネット」という意味。身の回りのあらゆるモノが全てインターネットにつながった世界のことです。ICTとの違いはあいまいで、見る視点によってICTにもIoTにもなるということ。コミュニケーションを主体に考えればICT、モノを主体にするとIoTになります。

ICTリテラシー向上によるメリット

ICTリテラシーを養うことで3つのメリットを得ることができます。

1つ目は「業務効率の向上」です。ICT知識を学ぶことで、パソコンやICT機器の基本的な操作を身に付けられるため、すばやく資料作成・データ検索を行うことが可能となります。

2つ目は「情報セキュリティの認知」。ICTリテラシーにはセキュリティに関する知識も含まれているため、情報管理の重要性や漏えいリスクの危険性を認識させることができます。個人の意識が高まることでサイバー攻撃に対応できることが期待できるでしょう。

3つ目は「今後の社会に対応できる人材になる」ということです。AI技術や5Gなどますます技術が進歩し、社会がめまぐるしく変化していくことが予想されます。このような状況にはICTリテラシーを基礎として柔軟に対応しなければなりません。必要とされる人材になるためにはICTを向上させておくことが必要です。

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