自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
コロナ禍で急速に利用者が増加しているQRコード決済ですが、その利便性を逆手に取り罪を犯す人も多くなっています。
今回はQRコードに関する被害事例を紹介するとともに、QRコード決済を安全に使うためのポイントについて解説します。
QRコード決済は日本で開発された二次元コードの決済方法であり、カメラで撮影するだけで支払が完了する手軽さがメリットです。しかし現在、その利便性を悪用したさまざまな手口の犯罪が発生しています。
警視庁はサイバー犯罪被害防止対策用の短編アニメーションを作成し、 QRコードトラブルへの注意喚起を呼びかけています。その動画では、開いたままにしておいたQRコードを勝手に読み取られチャージされていたお金を不正利用された、という事例が紹介されています。実際にQRコードを盗撮された事件は多く発生しており、ちょっとした不注意で起こりうる身近な問題です。
また詐欺サイトへアクセスさせるような偽QRコードも存在します。QRコードは誰でも簡単に作成できるため、このような事件が起こりやすいとのこと。今後はさらに巧妙な手口で詐欺事件が発生する可能性が大きいと示唆されています。
QRコードに関する実例を見ていきましょう。どんな被害や手口があるのか知ることで防止効果につながります。
2019年にはQRコード決済における大規模な不正アクセスが報告されました。被害人数は900人以上、被害総額は約5,000万円にも及ぶ大事件でした。本人になりすまし勝手にアカウントへ金額をチャージ、そのお金を使って大量の商品を購入していたというものです。決済履歴を確認したユーザーから「身に覚えのない取引がある」との問い合わせが殺到し、事件が発覚しました。当初は二段階認証を導入しておらず、セキュリティの甘さから起こった詐欺被害と言われています。
また店のレジ前に置いてあるQRコードを偽物にすり替え売上を盗み取る、という事件も有名です。このような手口は「ステッカー詐欺」とも呼ばれ、中国を中心に世界中で広まっています。QRコードは簡単に作れるというメリットを悪用した事例の代表格と言えるでしょう。
支払がスムーズで非常に便利なQRコード決済ですが、トラブルを防ぐために以下のポイントを押さえておきましょう。
まずは「出所が怪しいコードを読み取らない」ことです。ポスターや掲示物に付いているコードを読み取る時は、上から別のコードが貼り付けられていないかチェックするようにしてください。
コードを読み取った後に表示されるURLにも要注意です。アドレスが短縮されている場合は、不正アドレスを隠す意図があるかもしれません。もし怪しいと感じたら、自分で検索エンジンから探すようにした方が安全です。アプリのダウンロードであれば公式アプリサイトからアクセスするようにします。
QRコードには個人情報が含まれることが多いため、容易にSNSなどへアップロードするのもやめましょう。