自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
毎週日曜日に放送されているドラマ『小さな巨人』(TBS系)。
警視庁や所轄、警察内部の戦いを描いた重厚なストーリーが人気を呼んでいますが、第2話で取り上げられたとある防犯グッズが話題になっているようです。
『小さな巨人』第1話では、大手IT企業の社長が誘拐されるという事件が描かれました。この事件は社長に恨みを持つ人物が逮捕されることで一応の終焉を迎えたのですが、長谷川博己演じる主人公の刑事・香坂はこの誘拐事件にはまだ裏があると信じ、捜査を続けます。そして第2話で描かれた香坂の操作で役立ったのが、顔認証システム付きの防犯カメラ。
事件の重要な舞台となったビルには、「登録されていない人物を即座に判断する」顔認証システム付きの防犯カメラが設置されていて、このカメラの映像から事件に関わるとある人物の行動が判明。視聴者からは「民間の技術に顔認証システムとかもうあるのか!」「顔認証システムかっこいいな」と意外な反響が。実は、顔認証システムつきの防犯カメラは様々な場所ですでに実用化されているのです。
例えば、2015年には大型書店「ジュンク堂書店」が池袋の店舗に来店した客の顔を認証し、万引き常習犯のデータと照会していることが報じられました。怪しい人物が来店すると、店内を巡視する店員にデータが送信される仕組みだそう。
このジュンク堂書店の取り組みには、ネット上でも「勝手にデータ収集されてるの何だか嫌だなあ」という声が上がる一方で、「別にやましいことはないし、こういう取り組みは良いと思う!」と賛否の声が。ニュースサイト「NEWSPICKS」のコメントでは、堀江貴文も「こういうの嫌だと思ってる奴ほど実害は全くないことが多い。そもそも書店の万引きはひどいと思う」と肯定的な意見を上げています。
また、顔認証システム自体は防犯だけでなく様々な場所で利用されています。Androidのスマートフォンでの顔認証は有名ですが、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」でも年間パス保有者が一度目の来園で顔を登録すると、次回からは「顔パス」で入場できるシステムが採用されています。
東日本大震災後には、被災地で回収された写真を顔認証により分類し、被災者に返却する作業が行われたりと、社会に浸透しつつある顔認証システム。防犯カメラの方も、動いている人の顔が認証できたり、同時に20人ほどの顔を見分けられたりとどんどん進化を続けています。今後はどんな場所で活躍を見せてくれるのか、顔認証システムから目が離せません。