インターホン詐欺に注意しよう!手口や対処法をご紹介
詐欺師は様々な手を使い、騙して金銭や情報を奪おうとしてきます。インターホン詐欺もその1つであり、老若男女問わずターゲットになり得るため、注意が必要です。 この記事では、インターホン詐欺の手口や対処法を …
近年、様々な手口で犯罪が行われるようになってきました。非常に巧妙な手口の数々に騙されてしまう人も少なくありません。
数ある犯罪の中に、インターネットバンキングを使ったものもあります。それは、インターネットバンキングの不正送金被害を招く犯罪です。
ネットバンキング犯罪は、ウイルス感染でパスワードを盗んで口座から不正にお金を引き出したり、偽物のホームページリンクを記載した偽物のメールを送って誘導して口座情報を入力させたりするものです。1回だけ使えるワンタイムパスワードも、犯人側に盗まれてしまい、被害に遭う可能性があります。
2023年11月末の被害件数は5,147件、被害額は約80億円となっています。これまでにも同様の被害はありましたが、これほどの被害が及んだケースはありませんでした。つまり、過去最多ということになります。
不正送金の手口には、ウイルス感染を使ったものやフィッシングサイトを使ったものなどがあります。
・ウイルス感染を使った手口
ウイルス感染を使った手口は、あなたのパソコンをウイルスに感染させ、ネットバンキングを使った時に偽物の画面を表示させます。偽物ではありますが、巧妙に作られているのでそのまま合言葉などを入力してしまうケースが大半を占めます。そして、口座情報を奪い、不正送金させるのです。
・フィッシングサイトを使った手口
銀行を装った偽物のメールを送り、偽物のホームページにアクセスさせる手口です。そこからパスワードなどを盗み取り、口座から不正送金を行います。
この他にも、犯人があらかじめアカウント登録しておいた暗号資産交換業者の取引サイトに送金させる手口もあります。正規の法人口座への送金になるので、不正な取引が行われているか判断するのが困難となり、銀行側からは犯罪が見えにくくなっています。
ネットバンキング犯罪の被害に遭わないためには、いくつか抑えておきたいポイントがあります。
1つ目は、心当たりがないSMSやメールのリンクをクリックしないことです。「不正ログイン検知」や「ご利用確認のお願い」、「パスワード変更」などの名目で不安をあおり、ログインさせようとするケースが多くみられます。しかし、銀行は基本的にメールなどでログインの誘導は行いません。
2つ目は、アプリのインストールは公式ストアから行うことです。AndroidならGoogle Play、iPhoneはApp Storeから行うようにしてください。メールやSMSから誘導されるアプリは偽物である可能性が高いので、インストールはしないようにしましょう。
ネットバンキング犯罪は、誰もが被害に遭うリスクをはらんでいます。そのため、できる対策をしっかりと取り、大切な資産を守るようにしてください。