著名人のなりすまし広告による投資詐欺とは?
投資詐欺には、様々な手口があります。中でも著名人のなりすまし広告による投資詐欺は特に巧妙で、騙されやすいです。今回は著名人のなりすまし広告による投資詐欺についてご紹介します。 著名人のなりすまし広告に …
強盗というと銀行強盗やコンビニ強盗をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかしそんなイメージは過去のものになるかもしれません。今は個人宅を狙う強盗が増えており、中でも最近話題になっているのがアポ電強盗という手口。実際の事件を紹介するとともに、アポ電強盗の対策や今後の犯罪の傾向について解説します。
事件が起きたのは東京都江東区。被害に遭ったのは一人暮らしの80歳女性で、手を縛られ死亡しているのが発見されました。この事件の手口となったのがアポ電強盗。アポ電とはアポイントメント電話の略で、犯人は被害女性に対しお金を持っているかどうか尋ねる電話を事前にかけていました。このような電話を複数の家にかけ、より資産が多いと予想される人をターゲットに選んでいたと予想されます。
同様の事件は1月~2月にも2件発生していました。こちらはいずれも数百万円~数千万円の被害があり、被害者は結束バンド等で縛られていたとされています。
これを読んでいるあなたは「お金があるかを尋ねる電話なんて不審すぎる」「いきなり貯金額を聞かれても答えるわけがない」と思うかもしれません。しかし犯人は役所の職員や金融機関の職員を名乗り、年金の調査ですなどと手の混んだ準備をして近づいてくるのです。まさか自分が被害に遭うことなんてないだろうと考えるのは非常に危険と言わざるを得ません。油断せず、正しい対策を知ることが防犯につながります。
アポ電強盗についてはこのような手口があると知っているだけでも効果があります。役所の職員だろうと金融機関の職員だろうと資産状況を電話で尋ねるなんてまずあり得ません。もし相手からこのような質問を投げかけられたらすぐに警察に連絡しましょう。
また、あまりに詐欺まがいの電話がかかってくるようであれば、犯罪者同士でやり取りされているリストの中にあなたの電話番号が載っているかもしれません。そんな場合は電話番号を変えるのも一つの手。あまり電話をしないのであれば固定電話は解約して携帯電話を使うようにするのも良いでしょう。
銀行など金融機関への強盗は2000年の237件をピークに減少傾向。2017年には26件までに減っています。一方でオレオレ詐欺をはじめとした個人を対象にした特殊詐欺はここ数年増加傾向。詐欺だけにとどまらず、今後はアポ電強盗などの強盗事件が増えていくかもしれません。これまで以上に自衛意識が必要な時代だといえるでしょう。防犯やセキュリティに関する情報を集め、その都度対策を練っておく必要があります。