自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
TwitterやInstagramなど、若者を中心にさまざまなSNSが流行しています。似た趣味を持った仲間など、身の回りだけではなかなか見つけられない人と知り合うことができるなどのメリットがある一方、最近は犯罪に悪用されるケースも発生しています。
2018年、Instagramを悪用して空き巣を繰り返していた35人のグループが窃盗の容疑で摘発されました。このグループは「#ルイヴィトン」などのハッシュタグで画像を検索し、高級ブランド品を持つ人物を犯行のターゲットにしていました。これによる被害総額は3,000万円近くに及ぶと発表されています。
犯人たちはターゲットのアカウントを監視し、他の投稿や写真の背景、投稿時間をチェックしていました。これにより自宅の場所や家を空けているタイミングを把握していたのです。この情報のおかげで犯人たちは住人に鉢合わせする危険を冒さず、確実に盗みに入ることができました。
またSNSは犯罪そのものに使われるだけでなく、共犯者となる人物を募集されるためにも使われている例も報告されています。このように、便利なサービスであっても使う人によっては反社会的な勢力を増長させてしまう恐れがあるのです。
SNSには個人情報を特定される恐れのある投稿をしないことが重要です。郵便物など明らかに住所が分かるようなものはもちろん、一見まったく場所の情報が写っていないように思える写真でも要注意。被写体の背景から場所を特定することもあり得ます。
また自宅にいない時間が分かるような投稿にも注意が必要です。撮影してすぐに写真を投稿するのではなく、帰宅してから投稿するなど時間をズラして投稿するなどの工夫を行ってください。どうしても公開しなければならない場合は限られた人にしか見えないように設定するなどのする工夫が必要です。
公の場所で写真を撮ると、自分や友人以外にまったく関係ない通行人が写り込んでしまうことがありますよね。細かいことは気にせず投稿してしまう、という方も多いかもしれませんが、場合によっては肖像権の侵害だと言われてしまうことがあります。可能性が低いとはいえ、何らかのトラブルに巻き込まれる危険もゼロではありません。自分の想像もつかないほど拡散されてしまうことも十分考えられます。情報を発信する際は、誰が見ても問題ない内容であることを確認して慎重に投稿するようにしましょう。