防犯のすゝめ

女性のひとり暮らしは念には念を入れた防犯対策を

女性のひとり暮らしは、想像している以上にリスクと隣り合わせです。SNSを日常的に使用している人も多い中、ライフスタイルを悟られて不審者に狙われることも珍しくありません。女性のひとり暮らしで、どのような防犯対策ができるかについて見ていきましょう。

女性のひとり暮らし防犯対策は、SNSへの投稿にも注意

女性のひとり暮らしには、気を付けたいことが山ほどあります。見ず知らずの人にストーキングされたり、痴漢が家までつけてきたりするような危険もあるほどです。毎日同じ電車に乗っていることを知られるだけでも、つけ狙われることがあります。警察に通報しなさそうな大人しく見える女性が痴漢に狙われやすいように、自分で声をあげる自信がない女性は人けがある場所や光・音などが目立つ場所を通って行動したほうが、不審者から身を守りやすくなります。

SNSが、ストーカー被害につながることも増えてきています。今いる場所を推測できるような投稿や、家を長時間空けていることがわかる投稿などが犯罪につながることもあるのです。特にストーカーは、面識のある人からの犯行が8割だといいます。交流を広めようと、個人情報を公開しすぎるのは要注意です。断りなく知人に自分の写真をアップされないようにすることも、防犯対策となります。

町内会や自治会への入会で防犯意識向上

地域で防犯について頼れる存在といえば警察ですが、町内会や自治会もあなどれません。むしろ、町内会や自治会のほうが、自分達のまちを自分達で守ろうとする意識が高いこともあります。最近では、防犯パトロールをおこなう町内会や自治会も増えてきました。防犯パトロールに感謝するだけでなく、参加することでまち全体の防犯意識が向上することもあります。

町内会や自治会で、地区防犯協会ができることもあります。参加した人のみが防犯活動をするのではなく、地域の人の防犯意識を啓発して地域全体の防犯活動を促すのが目的です。警察から地域安全状況の提供を受け、協力してきめ細かい防犯対策をおこなっています。まずは、町内会や自治会への参加を検討してみるとよいでしょう。

女性の防犯対策になる物件選び

女性の防犯対策は、物件選びにも活かすとよいでしょう。というのも、女性が襲われた暴漢事件の多くは屋内で起きているためです。屋内だから大丈夫と油断して、事件に巻き込まれてしまうことも少なくありません。女性専用物件を選んだり、2階以上で侵入しにくい部屋を選んだり、人目につきやすいベランダは避けたりといったことも大切です。

安全性を考えるなら、オートロック付き、管理人さんが常駐、インターホンが付いている物件を選ぶことが基本。警報機や監視カメラが付いていればさらに安心ですし、雨戸シャッターが付いていることもプラスのポイントとなります。鍵が1ドア・2ロックなど、防犯性能が高い種類になっているかも気を付けてみてください。住居の近くにコンビニなどすぐに駆け込める人けがあるお店があるか、駅から離れすぎていないかなども重要です。隣人がどんな人か知ること、昼だけでなく夜の様子を確認しておくことも忘れないようにしましょう。

ひとり暮らしの防犯対策は、SNS利用や物件選びにも紐付きます。気を張り詰めて暮らすのは疲れてしまいますが、油断して危ない目に遭わないよう、万全な防犯対策を目指してください。

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