防犯のすゝめ

広島県・女子高生殺し14年越し逮捕に見る侵入犯の怖さ

14年前に広島県で女子高生が殺害された事件の犯人が、2018年4月に入って逮捕されました。当時から、犯行の動機なども不明なことが全国的なニュースとなっていましたが、今回の犯人逮捕で、事件の動機が解明され、同時に通り魔事件などに巻き込まれないようにするための対策も世間で見直されそうです。

広島県・女子高生殺しの犯人が14年越しの捜査で逮捕

14年前、広島県で当時高校2年生だった女生徒が、自宅でメッタ刺しにされて死亡するという事件が発生しました。殺害の手口から、怨恨の可能性なども取りざたされたものの、迷宮入りとなり14年が経過していたのです。

そして14年後の4月13日、別の暴行事件で任意捜査対象となっていた男性が、広島県の女子高生殺人事件の犯人として逮捕。当時は被害者とほぼ変わらない年齢の男性で、殺人に至った経緯は通りすがりに暴行目的で女生徒宅に忍び込んだとのことです。

「侵入したら騒がれたので、ナイフで刺した」と告白する犯人の残虐性

捜査が進み、次第に犯行理由などが明らかになりつつあるようですが、気になるのは女生徒宅になぜ忍び込めたか、なぜ被害者に目を付けたのかです。どうやら被害者は普段、自宅の離れで暮らしていたようで、事件当日も高校から帰宅後に離れの自室でイヤホンにて音楽を聴いていたことがわかっています。

悲鳴を聞きつけた祖母と妹が離れに駆け付けたものの、祖母も十数ヶ所を犯人にナイフで刺され、被害者の妹が裸足で逃げ出して近所の園芸店に助けを求め、警察への通報となりました。重体で病院に運ばれた被害者は意識を取り戻すことがなく、それほどの深い傷を負わせたこと、被害者がいた2階の部屋から1階の玄関まで追って殺害に至った犯行には、残虐性が否めません。

ゴミ出しや玄関までの子供の送り迎えのスキにも要注意

単なる通り魔事件なのかどうかもまだ不明な広島女子高生殺人事件ですが、日常的にこうした暴行魔に襲われない保証は誰にもありません。外出するときには自宅の鍵をきちんと閉めていると思い込んでいても、実はゴミ出しやちょっとそこまでの子供の送り迎えなどのときには自宅を開け放してしまうというスキがある人も少なくありません。

空き巣や暴行犯などは、ほんのわずかなスキマも狙っているといいます。油断は禁物と、心して防犯対策をするように注意しましょう。

凶悪な事件が増えつつある昨今、身元不明な外国人による事件に巻き込まれる女性のニュースも、頻繁に見られるようになりました。明日は我が身、我が子の身と思って、念入りに防犯対策を心がけてください。

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