防犯のすゝめ

強盗が狙っているのはどんな家?犯人と鉢合わせしないために意識してほしいこと

まさか自分の家が狙われることはないだろう……。実際に強盗の被害に遭うまでは、誰しもがそう考えています。しかし、どんな家でも強盗に襲われる可能性はゼロではありません。今回は最近発生した強盗事件を紹介するとともに、犯罪者が狙う家の特徴や強盗と遭遇してしまったときの対処法について解説します。

最近発生した強盗事件

8月11日の夜、群馬県太田市の民家に男が侵入し、ここに住む50代の女性に暴行した上で現金の入ったバッグを奪いました。警察の発表によると、犯人は窓から家に忍び込み、寝ている女性に気づかれないようバッグを盗もうとしたとのこと。被害女性は犯人に気付き、なんとかバッグを取り返そうとしたものの、犯人は女性にケガを負わせてその場から逃走しました。犯行時、犯人はサングラスとマスク、黒い帽子で顔を隠していたといいます。
7月31日には、同じく群馬県のみどり市で強盗事件が発生しました。警察官を装った2人組の男らが40代男性の家に訪れ、カッターナイフやスタンガンのようなものを突きつけて現金やキャッシュカード、スマートフォンを奪ったといいます。犯人らはその後、被害男性の両手を縛って目隠しをし、犯人らが乗ってきた車のトランクに押し込め、しばらく車を走らせた後に解放しました。犯人から解放された男性は歩いて自宅に戻り、警察に通報しました。警察の発表によると、犯人は2人とも20代くらいだったとのことです。

犯罪者が狙う家の特徴

空き巣や強盗が狙う家にはいくつかの特徴があります。一つは塀や茂みで家の中が見えにくい家です。通行人からの視線を遮るために高い塀などを設けている家も多いですが、犯罪者にとっては犯行を目撃されにくく、逮捕されるリスクが低い家だと考えられてしまいます。
また、家の裏手や隣の家との隙間から侵入できる経路も狙われます。「これは対策しようがない」と思うかもしれませんが、防犯カメラやセンサーライトを設置することで防犯対策が可能です。
犯罪者から狙われないためには、犯行を成功させるのが難しそうな家だと思わせなくてはいけません。防犯カメラなどの対策も効果的ですが、庭や玄関を常に手入れしておくことも重要です。しっかり管理されている家であれば、防犯意識も高そうだという印象を与えられます。

もし強盗に襲われたら

犯人と遭遇してしまったら、大きな声で助けを求めつつ外に逃げましょう。無理に犯人を外へ追い出そうとしてはいけません。説得に失敗すれば金品を盗まれるだけでなく、危害を加えられる可能性があります。犯人が凶器を持って襲いかかってきたら、近くにある物を投げつけ、ひるんだ隙に逃げてください。

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