防犯のすゝめ

自転車の盗難被害がなくならないのはなぜ?

通勤・通学にはもちろん、買い物などにも気軽に利用できる自転車。その便利さから自転車を所有している人も多いのではないでしょうか。しかし、その手軽さゆえに盗難リスクが高いことも事実です。

この記事では、自転車盗難被害が起きやすい状況や狙われやすい自転車について解説します。対策についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


自転車盗難が発生しやすい状況とは?

自転車の盗難が起きやすいのは都心部です。人が集まって賑やかになればなるほど自転車数も増えるため、おのずと被害数も同じく増加します。キノコ狩りや魚釣りをするときのように、自転車を狙う犯人も自転車が多いところに集まるのです。

特に、駅の駐輪場や商業施設付近は被害が多いポイントです。お店が多く並ぶ通りの路地裏なども、多数被害が発生しています。

また、住宅街も危険です。「家だから」と安心してしまいがちですが、犯人にとっては盗難しやすい場所の一つとなっています。


どんな自転車が狙われやすい?

では、どのような自転車が狙われやすいのでしょうか。狙われやすい自転車の大きなポイントは、施錠の有無です。被害に遭った人の半数以上が施錠していなかった、というデータもあります。「自分は大丈夫」と思って鍵をかけずにとめていると、盗難に遭う可能性が高まるため注意しましょう。

また、軽量で運びやすい自転車やロードバイクのような高級自転車、有名ブランドの自転車なども狙われやすいです。転売目的の犯人に盗まれてしまうと、戻ってくることに期待はできません。


電動自転車のバッテリーも危ない

最近では、自転車そのものではなく、電動アシスト自転車のバッテリーだけが盗まれるというケースも発生しています。バッテリーだけでも転売すれば充分お金になるためです。そのため、自転車だけではなくバッテリーにもロックが必要です。


自転車を盗まれないようにする方法

自転車を盗まれないためには、ツーロックが基本です。ツーロックとは、鍵を二つ使用することです。鍵を一つかけただけでは、簡単に破壊されて盗まれる可能性がありますが、二つあればそのぶん手間もかかるため、「簡単に解除できない」と思わせることができます。

また、鍵自体が丈夫であることも大切です。工具ですぐに切れてしまう鍵は、犯人も狙いやすいでしょう。鍵は、多少重量があったとしても丈夫で切断されにくいものがおすすめです。

さらに近年は、不審な動きを感知する盗難防止用のブザーやGPSも発売されています。積極的に取り付けることで、万が一狙われた場合でも、盗もうとしている途中で諦めさせることが可能です。

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