防犯のすゝめ

誰が加害者になるか分からない!常に自分が狙われているという意識を持とう

詐欺師たちは誰もが優しそうで親しみやすい雰囲気を醸し出しています。「まさかこの人が詐欺師ではないだろう」と思うのは大きな間違い。いかにも詐欺とは無縁に感じるような人こそが本当の詐欺師なのです。
今回は最近の詐欺事情を紹介するとともに、詐欺に騙されやすい人の特徴や被害を防ぐ方法について紹介します。

詐欺事件は誰が加害者になってもおかしくない

6月17日、神奈川県警は詐欺・窃盗の容疑で17歳の少年を逮捕しました。この少年は別の人物と手を組み、横浜市に住む80代の女性から2枚のキャッシュカードを盗み現金およそ200万円を引き出したとのこと。警察の調べに対し、少年は容疑を認めているといいます。被害女性の家には事前にキャッシュカードを再発行する必要があるといった内容の電話が入っており、少年は金融機関の職員を名乗っていました。
また、コロナの影響で勤務先がなくなってしまった元ホストが、特殊詐欺に手を染めてしまったケースもあります。警視庁へ取材している記者の話によると、最近逮捕された特殊詐欺犯の中には同様のケースで逮捕された元ホストは他にもたくさんいるのではないかとされています。
コロナの影響で職を失ったのはホストだけではないでしょう。人は自分が生きるためであれば犯罪にも手を染めてしまいます。優しそうな人だから、信頼できそうな人だからと思っても、それは詐欺を成功させるために作られた顔かもしれません。

詐欺に騙されやすい人の特徴

詐欺に騙されるのはお金持ちの人だけではありません。むしろ「自分はお金がないから狙われない」と思っている人ほど警戒心が薄く、詐欺師に狙われやすいといえます。詐欺というと高齢者が狙われるイメージを持っている方も多いでしょうが、若者が狙われることもあります。どんな理由であれ「自分は大丈夫」と思っている人は詐欺の被害に遭いやすいと考えてください。

詐欺から身を守るには?

詐欺師は人を騙すプロだといえます。どれだけ慎重になっても、相手のペースに乗ってしまえばその勢いのまま金銭を騙し取られてしまうでしょう。
詐欺から身を守るには、現在どのような詐欺が存在しているのかをよく知っておく必要があります。手口をよく理解していれば、万が一自分のもとに詐欺師が近づいてきたときに「これは詐欺かもしれないな」と判断できるようになります。日頃からニュースによく目を通し、自分であればどう対応するか考えるクセを身につけると良いでしょう。家族や友人など、第三者の立場から冷静に状況を整理してくれる人に相談するのも被害を防ぐ良い手です。

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