自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットとは?
近年、安心した街づくりの一環として自治会や町内会で防犯カメラの設置を行うところもあります。ここでは、自治会・町内会で防犯カメラを設置するメリットについて解説します。 自治会・町内会は地域防犯の役割も担 …
街中に出かけると必ずといっていいほど目にする歩きスマホですが、これがどれだけ危険な行為かはご存知でしょうか。今回は歩きスマホがどのような事故を引き起こすのか、また歩きスマホを狙う当たり屋の存在についても紹介します。
東京消防庁が発表した情報によると、2011年〜2015年の間にスマートフォンを操作しながら歩いていた・自転車を運転していたことによる事故で計172人が緊急搬送されたといいます。緊急搬送された人の数は年々増加する傾向にあり、今後はさらに事故が増えると予想されます。また、国土交通省が発表している情報によると、スマートフォンの利用中に駅のホームから落ちた人も増加傾向。実際にスマートフォンを操作中に転落したことが原因で電車にひかれて死亡してしまうなどの事件も起きていることから、ながらスマホが非常に危険な行為であることが分かります。
最近では歩きスマホをしている人を狙った当たり屋も現れています。彼らの手口は高級時計などを身につけた状態で歩きスマホをしている人にわざとぶつかり、大きく転倒して時計を破損させ、修理費を騙し取るというもの。この高級時計はもともと壊れているものを安く大量に仕入れたものだといいます。
彼らのぶつかり方には特徴があり、歩きスマホをしている人の前を歩いて急に立ち止まります。正面からぶつかると歩きスマホをしていない当たり屋にも責任が生じてしまうため、このような手段をとっています。こうした当たり屋は特殊詐欺などと違い、警察に相談してもなかなか詐欺だと立証しづらいという問題があります。
これらの手口はマニュアル化されており、この手口で金を巻き上げる当たり屋が全国に数十人いると考えられています。
歩きスマホをしていると、事故に巻き込まれるだけでなく、今回紹介したような当たり屋の餌食にされるリスクもあります。ちょっとぶつかってしまうくらいならまだしも、時には自分の命が危険にさらされたり他人の命を奪ってしまったりすることもあるほど危険な行為です。「自分は気をつけているから大丈夫」と思っている人でも、実は全然周りの状況が分からなくなっていることは、これまで行われてきた数々の実験から分かっています。
これまで歩きスマホをして人にぶつかったことがない人は、単に周りの人が避けてくれていただけなのです。歩くときは歩くことだけに集中し、スマートフォンは立ち止まっているときにだけ使うようにしましょう。