防犯のすゝめ

警察官が配る「カード」とは? いざと言う時に役立つ「巡回連絡カード」を知ろう

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何もやましいことはしていなくても、警察官が突然家にやってきたらちょっとドッキリしてしまいますよね。
実は、地域の防犯や防災のために警察官が訪問してくることはよくあるようで、その際にとある「カード」の記入をお願いされることがあります。

巡回連絡カードっていったい何?

交番や駐在所の警察官が地域の家庭を訪問して意見や要望を聞いたり、犯罪の予防や事故防止の情報を知らせる活動を「巡回連絡」と言います。
その際、初めての訪問となったところには「巡回連絡カード」の記載をお願いするそう。

このカードには住所や氏名、非常時の連絡先を記載するのですが、「なんか怪しいから断っちゃった」「こんなのあるって知らなかったからめっちゃ警戒してしまった」という人も。
なかには「20年ここに住んでるけど、初めて巡回連絡きた」という声もあるので、必ずしも引っ越してきたばかりの時に訪問してくるというわけではないようです。
ビックリして断ってしまう人も少なくないようですが、巡回連絡カードは災害や事件などの際に家族との連絡に役立つもの。
神奈川県警の公式サイトによると、「迷子の児童の母親に連絡が取れた」「東日本大震災の時に、家屋が流され住所録がなくなってしまった被災者の親戚の住所を見つけ出した」など、幅広い場面で活躍しています。

警察官が配るのは巡回連絡カードだけじゃない

巡回連絡カード以外にも警察官が配っているカードが「パトロールカード」。
これは何らかの犯罪に巻き込まれた、またはその恐れがある地区をパトロールした際にその報告としてポストに投函されるもの。
このカードを見て「深夜なのにパトロールカード入ってた。ご苦労様です」「ちゃんとパトロールしてくれてるんだってホッとする」と安心する人も多いようです。
パトロールカードは主に統一されたデザインのものが使用されていたのですが、昨年末には千葉北署が年末年始特別版のパトロールカードを作成。
住民にほっこりと安心感を届けるための工夫を凝らしています。

さらに、今年5月には島根県警がパトロールカードや名刺に点字シールを貼る取り組みを始めました。
毎日新聞の報道によると、視覚障害をもつ女性を訪問したときに「あなたが警察官かどうかわからない」「点字の名刺はないのでしょうか」と言われた事がこの取り組みのきっかけ。
地域のために警察が様々な取り組みを行っていることを知ると、安心して生活できますね。

 

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