子どもに「自分を守る力」を身に付けてもらうには?小学生への防犯教育について
小学校に入学すると、登下校時など子どもだけで行動することが多くなります。帰宅してから習い事をしている子も増えており、自分の身を自分で守らなければならない場面もあるでしょう。今回は、子どもに「自分を守る …
窃盗事件は最も身近な犯罪と思われている人も多いのではないでしょうか?よくある事件だからこそ、常に対策を取っておくことが大切です。
今回は窃盗事件について詳しく解説し、効果的な対策方法を紹介していきます。
2023年4月、無人販売店での窃盗事件が全国的に相次いでいます。
北海道札幌市にある肉の無人販売店では、1万円分の商品に対し900円しか支払われていなかったといった事件が発生。この無人販売店は国内に展開しているチェーン店で、全国での被害額は30万円を超えるといいます。また、兵庫県神戸市でも無人販売の餃子店で窃盗が立て続けに発生し、合計6回の被害を受けています。
無人販売店の窃盗被害増加に対抗するため、近年注目されているのがSNSでの拡散です。窃盗被害を受けた札幌市の「おウチdeお肉」では、防犯カメラに記録された映像を印刷して店舗に張り出し、犯行の一部始終をSNSにアップロードしているとのこと。
実際に、犯人の知り合いがSNSの写真を見たとき、「あの人ではないか?」と警察へ通報して事件解決に至ったケースが報告されています。店内にも「万引きしたらSNSで拡散する」といった貼り紙を出し、抑止力に期待しているとのことです。
日本で最も多く発生しているのが窃盗事件です。警察庁の調べによると、刑法犯のうち約7割が窃盗罪であり、全国では1日に2,000件以上の窃盗事件が検知されています。
窃盗罪は他人の物を盗む行為をすべて含んでいるため、犯罪の手口が幅広いのが特徴です。代表的な手口には以下のようなものが挙げられます。
・万引き
・置き引き
・スリ
・車上荒らし
・空き巣
上記のなかで最も被害数が多いのは自転車盗難・万引きの2つです。自転車盗は全体の約32.7%、万引きは約15.6%を占めています。次いで多いのは車上荒らしです。
また、窃盗罪は他の犯罪と比較して検挙数が少ないといわれます。犯人を特定するのが難しく、事件解決に至りにくいことが理由です。
侵入窃盗は窓ガラスを割って侵入されることが多く、玄関やベランダはもちろん、浴室・トイレといった小さな窓にも注意が必要です。
防犯対策のポイントは、光・音・時間の3つです。光の対策は、人感センサーや防犯カメラを設置すること。最近では一般家庭用の防犯カメラも増えているので、導入を検討してみるのも良いでしょう。また、通路に砂利などを敷いておくことで犯人の足音に気付きやすくなります。さらに、窓にシャッターや補助鍵を取り付けることで侵入までに時間をかけさせる工夫も有効です。