日本サッシ協会が実施!「戸建て住宅における防犯意識調査」の結果とは?
家を建てる際には住宅の防犯性についても検討する必要があります。侵入されれば金品を盗まれる可能性だけではなく、家族にも危険が及ぶことが考えられます。狙われにくく、侵入されにくい住宅を目指してみてください …
地域住民の安全を守るための仕組みづくりとして「スマートポール」が注目を集めています。東京都や神奈川県で設置が進められている他、地方においても導入が進められています。その1つが福井県にある若狭町です。スマートポールの機能や市場について解説していきましょう。
若狭町は少子高齢化や過疎化といった課題に直面しています。地域住民の安全確保が課題となっているのですが、その中でも子どもたちの安全確保が求められています。これまでは、地域住民によるボランティアが基本でしたが、共働き世帯や祖父母の就労が増えたため、見守り体制の維持が困難となり、子どもの行方不明や事故のリスクが懸念されたのです。
そんな中導入が決定したのが「スマートポール」です。防犯カメラ、こども見守りサービス、災害情報の通知、安定した無線通信といった機能が提供されています。2025年3月から稼働がスタートし、地域住民の安全を守る機能として役立っています。
スマートポールの機能を詳しく解説していきましょう。1つ目が防犯対策となるカメラの搭載です。24時間365日スマートカメラによって状況が確認できるので、犯罪予防や犯罪の早期発見に貢献しています。AI人流カメラであれば、年齢や性別、人が多い時間帯などの分析も可能です。その結果、適切な広告発信にも活用されています。
また、地震や台風といった災害発生時にも役立つ機能が搭載されています。例えば、災害時の情報発信です。スピーカーやサイネージを活用して、避難場所への誘導を促すことが可能です。若狭町のスマートポールでは、警報レベルをフルカラーLEDで表示する機能が搭載されているので、自主的な非難を促すことが可能です。地域BWAにも対応しているため、通信キャリアに対応しない安定した通信環境の提供にも役立っています。
スマートポールの市場は、世界各国で急速に拡大しています。Mordor Intelligence社の調査によれば、2019年~2029年までの予測期間中に年平均成長率が19.4%を記録すると予想されています。これは、スマートシティの取り組みが各国で活発化していることが要因です。日本でも、若狭町と同様にスマートシティ化が様々なエリアで進められています。安全性や利便性の向上が見込まれるスマートポールの導入は今後も増えていくでしょう。
若狭町をはじめ、今後は多くの地域にスマートポールが設置されていくと考えられます。スマートポールは防犯・防災に関する機能に加え、安定した無線通信の提供も行われていることから、地域の利便性向上にも役立つはずです。