防犯のすゝめ

まったく知らない人からストーカー被害!原因と対策は?

ストーカーというと、帰宅中に後ろから付いてくるといったイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、ストーカー行為は今やインターネット上でも行われています。
今回は最近発生したストーカー事件を紹介するとともに、最近になって増えているネットストーカーについて解説します。

ストーカーの疑いで男を逮捕

11月25日、警察は鳥取県鳥取市に住む20代の男性をストーカー規制法違反と脅迫の容疑で逮捕しました。容疑者は自身が好意を抱いていた20代女性を相手へ一方的にプレゼントを渡すほか、殺害を予期させるメッセージを何度も送りつけていたとのことです。被害女性は容疑者からのプレゼントを渡された時点で警察に相談していました。その後、警察は今回逮捕された容疑者に警告していたものの、ストーカー行為を止める様子がなかったため逮捕につながりました。警察の調べに対し、容疑者はストーカー行為も脅迫もしていないと述べています。加害者と被害者はもともと顔見知りではあったものの交際関係ではありません。今回の事件は容疑者による逆恨みではないかとみて警察は捜査を進めています。

必ずしもストーカーと面識があるとは限らない

SNSなどの普及に伴い、今は昔よりずっと簡単に見知らぬ人と知り合える時代になりました。この影響で、自分がまったく知らない相手から好意を寄せられ、ストーカーに発展するなどの事件が問題になっています。ネットストーカーはしつこくメッセージを送ってくるだけでなく、個人情報を特定して家まで押しかけるなど、時には命の危険もある行動を取ることがあります。他にもターゲットになりすまして本人の意図しない発言を繰り返したり、住所などの個人情報を無断でネット上に公開したりなど、被害を拡大させる恐れもあります。実際、過去にはアイドルとして活動していた女性が執拗な嫌がらせを受けたのち、刃物で襲われるといった事件もありました。被害者がアイドルだったために注目を集めた事件でしたが、実はネットストーカーの被害者はその多くが一般人です。まさか自分がターゲットになることはないだろうと油断することはできません。

ネットストーカー被害を防ぐために

自分がストーカーに狙われていると思ったら、最も有効な対策は警察に相談することです。近くの交番や警察に直接連絡しても構いませんが、警察の電話相談窓口である「#9110」に連絡することも可能です。警察に相談する際は、できるだけストーカー被害を明らかにできる証拠を集めておきましょう。相手から送られてきたメッセージだけでなく、手帳などにいつどこで何をされたのかをメモしておくだけでも証拠になる場合があります。

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